ピッコマで公開されている「接近不可レディー」のネタバレと感想になります。
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「接近不可レディー」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【20話】ネタバレ
不思議な感情
王の宮殿では、ヒリスが姿を消した後、クリスティアンだけが残っていた。
彼は不思議な気持ちを感じていた。いつもだったらイラつくはずなのに、今はそんな感情ではない。
むしろ彼は、ヒリスに気に入ってもらえるようにこれからはもっと頑張らないと、と思ったようだ。
そしてふと振り向くクリスティアン。
なぜだか彼は99番目の扉を前にして、視線を感じたような気がするのだった。
ヒリスを待っていた客
ヒリスがイノアデンの屋敷に帰ると、彼女のことをお客さんが待っているという。しかもすごいお客さんだとメイは興奮気味だ。
パジャマのまま着替えることなく応接室へ向かうと、そこで待っていたのはビオレッタ・カリキアとテルゾ・カリキア。そしてアクシオン・ベルゼットまでいるではないか。
どういうことなのだろうかと疑問を感じるヒリス。
そしてアクシオンに抱っこされていたマゴ・カリキアは、ヒリスの顔を見るや否や手を広げて飛び込んできた。彼女に相当会いたかったようだ。
ヒリスはマゴをギュッと抱きしめてあげる。
マゴが目覚めてからずっとヒリスのことを探していたのだという事情をビオレッタは説明した。
それから、イノアデンの当主様にも挨拶したいのですが…と言うビオレッタだが、少しヒリスは黙った後にこう答えた。
今は私がイノアデン家の代表です。お話があるのでしたら私にどうぞ。
その言葉にビオレッタとテルゾが驚く一方、アクシオンは冷静な様子でいるのだった。
11年前のカリキア家でのこと
11年前のこと。
ビオレッタの姉ロゼニア・カリキアと従兄であるテルゾ・カリキアは婚約者であった。
しかしそれは長老会が無理やり推し進めた結婚話。そんな結婚にロゼニアは反発し、その結果家門から破門されたのだ。
巷では当主が娘に自由を与えるために追い出したのだと噂されたが、その後彼女と息子のマゴについて語られることはなかった。
そしてロゼニアがいなくなった今、ビオレッタとテルゾの婚約話が噂されている状況である。
ヒリスとマゴの約束
ヒリスと会って落ち着いた様子のマゴに対し、ビオレッタは彼の母ロゼニアの写真を見せるが見覚えは無いらしい。
またロゼニアという名前さえも覚えていないのだと。
そんなロゼの手をギュッと握り、これからはお姉様の代わりに私があなたを守ると言うビオレッタ。
誰にもあなたを傷つけさせないし、辛いときは助けてあげる。だから少しだけ私を信じてくれない?
そのように涙を浮かべながらビオレッタは話しかける。
その言葉を受けたマゴは、何か複雑な表情で意味深にうつむいている。
それからマゴは、初めて会った時の約束を覚えていますか?とヒリスに話しかけた。
それは、”本来いるべき場所に戻っても死にたいと言うなら殺してあげる”と言ったヒリスの言葉だ。
具体的な約束の内容を皆の前で言うことはないが、ヒリスは覚えていると答えた。
そして、マゴ・カリキアとして恵まれた環境で幸せになってほしいと彼女は言う。時が過ぎても気持ちが変わることが無ければ、その時は約束通りにしてあげると。
ヒリスは改めてそう言い、マゴの頭を撫でるのだった。
アクシオンからの質問
またマゴは変なものばかりが見えるのだと打ち明ける。何が何だか分からないと言うが、それでも彼はヒリスだけが自分のことを理解してくれていると感じていた。
そうでしょ?と問いかけてくるマゴに、真実の目で私の人生の一部をのぞき見したのかしらとヒリスは思いながら、あなたがそう思うならそうなのかもねと答えた。
その言葉にニコッと笑うマゴ。彼の目からはポロっと涙が落ちる。
そしてその涙は宝石となり、あれは…!とビオレッタとテルゾは驚いた表情を浮かべた。
宝石はコロコロと転がりアクシオンの足元へ。彼はその宝石を拾いながら、ヒリスに対して鋭い質問をしてくる。
そういえばあの日、この子の正確な居場所を知っていたかのようでしたが…どうしてご存じだったのか伺ってもよろしいですか?
アクシオンはヒリスに対し、そう問いかけるのだった。
【20話】感想
どうやらクリスティアンは諦めずにヒリスにアプローチすることに決めたようですね。う~ん、厄介!笑
まあヒリスが彼に振り向くなどあり得ないでしょうね…。
ビオレッタの姉がテルゾの婚約者だったとは地味に衝撃でした。そういうこともあってビオレッタは彼のことを嫌っているのですね。納得です。
最後にヒリスに対して鋭い質問をしてきたアクシオン。人生を何回も繰り返しているからなんて言うわけにもいかないので、彼女はなんと答えるのでしょうか。
もし嘘をついたらカリキアの真実の目でバレてしまうのでは?とも思うので、彼女の対応が気になるところです。
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