ピッコマで公開されている「今世は当主になります」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第49話 | 第50話 | 第51話 |
「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【50話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ペレスの部屋にやって来た2人
ペレスの部屋でしばらく寝落ちしていたフィレンティア。
彼女が目を覚ました時、そこには木刀を持って皇室の侍従たちを威嚇しているペレスの姿があった。
突然部屋にやって来た相手を、ペレスはいつも通り敵だと認識したようだ。
しかしその者たちは皇帝が用意した新しいペレス皇子宮の侍女長ケイトリン・ブラウンと侍従長カイラス・へリングである。この人員配置は、皇帝に話を通したルーラックの力によるものだ。
ケイトリンはフィレンティアがロンバルディ奨学会ですでに顔を合わせており、当主を動かすことが出来ましたねとフィレンティアに微笑んでくる。
現在古びた西の森の離宮で生活しているペレスだが、彼には新たにポイラク宮が与えられるのだと。そこは皇帝が皇子時代に生活していた場所であり、この皇居で3番目に大きい宮殿だ。
突然の好待遇に唖然とするフィレンティア。当然それもルーラックの力があってのこと。
おじい様!力を使い過ぎです!と彼女は思うのだった。
豪華な宮殿
早速ポイラク宮に入ってみると、そこは驚くほど豪華で華やかな宮殿である。
宮殿内を見回して興奮しているフィレンティアだが、一方のペレスは一言も喋ることなくケイトリンたちの後をついて行く。
これから自分が住む場所なのに何でこんな大人しいんだろうとフィレンティアは彼のことが気にかかる。
それからフィレンティアとペレスは食堂に案内され、そこにはとても食べきれないほどの量の豪華な料理が並んでいた。
ロンバルディ家では過度な贅沢と無意味な浪費をしないため、フィレンティアにとっても慣れない光景だ。
そんなロンバルディ家とは違い、皇居では皇帝の命令により1日3回の食事が全てディナーコースのようなものなのだと。
2人は席につき、フィレンティアはその料理を美味しく食べ始める。
一方のペレスはただスプーンを持ったまま、食べ始める気配がない。彼のスプーンを持つ手はふるふると震えて怯えているのだった。
怯えるペレスに
怯えている彼の様子を見てフィレンティアは察した。
ペレスは怖がっているのだ。侍従や侍女たちの存在も、周りの人が自分を見ているという状況も、そして誰かが出してきた食べ物を口にするということも。
これまで周囲の人たちは皆敵であり、食べ物には必ず毒が入っていた。
だから彼は目の前の料理に手をつけることが出来なかったのだ。
フィレンティアはそんなペレスの手をギュッと握り、大丈夫!おじい様もロンバルディも約束を必ず守る!と声をかける。ケイトリンさんとカイラスさんは私たちの味方だよ!と。
バターを塗ったパンを渡してあげると、まだ少し戸惑っているペレス。
ペレス、私を信じてくれる?というフィレンティアの言葉に、うん…と答えながら、ついに彼はそのパンを一口食べた。
フィレンティアが微笑みかけ、ケイトリンたちも温かく見守る中、ペレスは少しだけ笑顔を見せた。
もう君は安全だ!何でも安心して食べて大丈夫!
そう思いながらフィレンティアはペレスのことを見つめているのだった。
【50話】感想
ルーラックの持っている力は強力ですね。彼が皇帝に話を通しただけで、ペレスがこれまでとは一転して好待遇を受けることになりました。
当然皇后ラビニからしたら面白くはないでしょうね。ペレスの周囲の者たちを始末し、皇居内で孤立させ、毎日毒を盛っていたくらいなので。
これからも皇后からの攻撃は受けるのだと思いますが、ペレスにはもう味方がいるので負けないで立ち向かってほしいですね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第49話 | 第50話 | 第51話 |