ピッコマで公開されている「今世は当主になります」のネタバレと感想になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【32話】ネタバレ
ロンバルディの未来
ルーラックは図書館でご機嫌な様子であり、ブロスルが話しかけた。
彼の機嫌が良いのは、やはりフィレンティアの最近の功績によるもの。
2人ともフィレンティアには一目置いていて、ルーラックは特に先日のエスティラが作った薬の件で驚いていた。
その薬を販売してみてはと言い出したのはフィレンティアで、しかも販売利益の一部を欲しいとルーラックに取引を持ち掛けてきたのだ。
彼女が提示したその配分も非の打ちどころがないほど正当な割合だったという。
年を取って驚くこともなくなったのに長生きして見るものだなとルーラックは笑う。
おかげでロンバルディの未来が明るくなりましたねとブロスルが言うと、ロンバルディの未来か…と意味ありげにルーラックは呟くのだった。
事業の相談
ギャラハンは先日フィレンティアに勧められたように、自身の事業案をクレリバンに見せていた。
その事業案の素晴らしさにクレリバンも驚いたようである。デュラックと一緒にやるかと聞くと、ギャラハンはあくまでも一人で推進するつもりだと答えた。
また商団や他の家門の者にこの事業の話をしたか問うクレリバン。
ギャラハンはフィレンティアにだけは話したが、まだ子供だから…と思い、クレリバンに初めて話したと答えた。
デュラックの長クロイトン・アンゲナスは彼の事情案を知りたがっているようだが、デュラックの後ろ盾にはアンゲナスがいて、その背後には皇后ラビニがいるのである。
商団の誰かに話すのは皇后に知られるのと同じであり、ギャラハンは事業案を明かすのは細心の注意を払っていた。
そしてギャラハンは、ロンバルディの人間としてアンゲナスの利得に加担するようなことはしないとはっきり断言する。
そんな頼もしい言葉を口にするギャラハンを見て、内気で本ばかり読んでいたはずの三男がこんな大層な事業を考えていたとはとクレリバンは感心し、一つ提案があると言うのだった。
クレリバンの提案
クレリバンがギャラハンに提案したこと、それは自分も一緒に事業に参加できるのであれば、手伝うというものであった。
事業に参加できないのであれば助言もしないということである。
ギャラハンはその提案に戸惑ったが、ロンバルディとしてではなく、あくまでも個人の名前と個人の資産で事業を進めるという条件で、その提案を飲んだ。
クレリバンは誰の名前でやるかはあまり気にしていないようで、その事業案自体が素晴らしいものだから参加したいという。
2人は手を取り合い、これから一緒に事業を進めていくことを約束するのだった。
部屋を後にしようとするギャラハンだが、クレリバンは一つ腑に落ちていないことがあり、彼を呼び止めた。
ギャラハンが自発的に自分に相談しに来るとは思えなかったため、誰かに勧められたのではないかということだ。
クレリバンは当主ルーラックの助言によるものだと睨んでいたが、ギャラハンは娘フィレンティアの勧めだったと答えた。
その回答に驚くクレリバン。その年の子供なら安易に言うことかもしれないが、これまでのフィレンティアの言動や振る舞いを見ていると、そんな単純なことではないのかもしれない。
そう思ったクレリバンは、これは確認してみないとな…と一人呟くのだった。
【32話】感想
ロンバルディの未来という言葉が出てきましたね。フィレンティアが目指しているのはロンバルディの当主なので、ルーラックのことを少しずつ説得出来ている証ではないでしょうか。
また一方でギャラハンはクレリバンの協力を得て事業を進めることになりました。具体的な事業の話はまだ明かされていないので、一体何をやろうというのか気になるところです。
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