ピッコマで公開されている「本物の娘が帰ってきた」の感想と考察になります。
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「本物の娘が帰ってきた」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【52話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
愚かな公爵夫人
ユトリート公爵夫人はヒリアンヌに頼みごとがあるようで皇居を訪ねてきました。
公爵夫人と顔を合わせたヒリアンヌの表情はかなり冷たいようで。その態度だけでも彼女にとって公爵夫人がどういう存在なのか伝わってきますね。かなり煩わしく思っているのでしょう。
公爵夫人の頼みはというと、詐欺罪で捕まったユトリート公爵を助けるのに協力して欲しいというもの。騎士団の一員なら管轄の警備隊の捜査に口出しできるだろうと。
つまりユトリート公爵の罪をもみ消すために裏でうまく立ち回れということみたいです。
公爵夫人には本当に呆れてしまいますね…。当たり前のように不正を働こうとする姿勢もそうですし、娘が騎士を目指すことに反対していたくせにこういう状況では都合よく利用しようとするとは。
ヒリアンヌとしてもそんな悪事に加担するために騎士になりたいわけではないでしょう。
ユトリート公爵夫人は何から何まで愚か者ですね。
ヒリアンヌの答えは
ユトリート公爵の罪をもみ消すために協力するよう頼まれたヒリアンヌですが、彼女ははっきりと拒否していました。
罪を犯したなら罰を受けなければならないと。だから公正な捜査を邪魔するようなことは出来ないとも。
ヒリアンヌは誠実で好感が持てますね。まあ当たり前のことを言っているだけなのですが、母親がその当たり前を理解できていないようなので。
ユトリート公爵はヘルガが間もなく戻ってくるからと嘘をついて投資金を集めるという詐欺を働いたみたいですが、ヒリアンヌとしては慕っているヘルガの名前を利用したことも許せないのかもしれません。
頼みを断られて怒り狂っている公爵夫人を残して、ヒリアンヌはさっさと立ち去っていきました。
それにしてもヒリアンヌは本当に強くなりましたね。昔の彼女であればもっと軟弱で言いくるめられてしまったかもしれませんが。
第28話で騎士団への入団を公爵夫人に伝える際に初めてヒリアンヌのたくましい一面が見られましたが、それからまた一層強くなっている気がしますね。
公爵夫人の考え
ヒリアンヌの協力を得ることに失敗した公爵夫人ですが、この状況を何とかしようと考えがあるよう。
まずどうにか保釈金を工面してユトリート公爵を取り戻し、そして病気になったと噂を立てて別荘へ軟禁するつもりみたいです。
とりあえずユトリート公爵をひと目に触れないようにして公爵家の悪い噂が落ち着くのを待とうということでしょうか。
あまり効果的とも思えませんが、それくらいしかできないほど最悪の状況なのでしょうね。
あとヴォルフガングがヘルガを捕まえてきたら全ての責任を彼女に問おうと息を巻いているよう。
ユトリート公爵家の崩壊がヘルガのせいだという訳の分からない考えは今でも変わってないみたいですね…。
愚かな公爵夫人がもっともっと追い詰められる展開に期待したいところです。
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