ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
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「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【17話】ネタバレ
カイラの意図通り
カイラが隠していた額の傷を見せると、その場にいる屋敷の使用人たちは皆驚いている。
なんて痛々しい…あんな痕が残るほど深い傷だったの…?と。
そしてカイラは、私はもう娘ではないのでしょうか?と涙ながらに訴える。
するとオルシエ侯爵は、新たにわざと傷を作ったのではないか!?とまたも都合のいい解釈をしてきた。
しかし周囲の者たちは完全にカイラに同情しており、オルシエ侯爵の苦し紛れの言い分など通用しない。
それから彼女は、ありもしない噂を流されて評判を落とされたこと、長い間母に仕えた執事を理由もなく解雇して自分を孤立させようとしていることを泣きながら訴える。
それを聞いた使用人たちは、私たちもいずれ解雇されてしまうかもしれないってこと…?と不信感を覚えているようだ。
完全にカイラの意図通りの雰囲気になり、彼女はニヤッと笑みを浮かべる。
もう休んではどうかというアンドレアの優し言葉に、カイラはその部屋をあとにするのだった。
それからカイラはメイドに命じていた任務の状況を確認しに行き、オルシエ侯爵の偽の帳簿も確認することが出来たということで、準備は整った。
部屋に戻ったカイラは引き出しにある聖水を手に取り、もう傷は治療してもよさそうねと思うのだった。
ハルペン伯爵夫人からの招待
騒ぎがあった翌日、カイラは招待状を送ってくれたハルペン伯爵夫人の屋敷を訪れた。
社交界で権力のある夫人が味方に付いてくれてよかったと思いながら屋敷に到着すると、ハルペン伯爵夫人が笑顔で出迎えてくれる。
案内されて貴婦人たちがいる席へ向かうと、何とそこにはクリソン伯爵夫人の姿が。彼女は皇后の最側近である存在だ。
何で彼女がここに…?とカイラは少し戸惑う。
それからお茶会は終わり、最後に2人だけ残ったカイラとクリソン伯爵夫人。
さっきまでは上辺だけの笑顔で他愛もない会話をしていた彼女たちだが、2人になった途端に表情が変わり、お互い真剣になる。
夫人がなぜ私に会いに来られたのか気になりますとカイラが言うと、純粋な好奇心からだと彼女は答えた。自分の目で確認したかったのだと。
確認できましたかとカイラが聞くと、十分に…と言って夫人は意味深な笑顔を見せるのだった。
夫人は味方か敵か
お茶会から帰る馬車の中。ハルペン伯爵夫人からプレゼントと手紙を受け取っていた。
手紙には、今日集まった招待客の一部は彼女の意図と関係なく招かれた人間なのだと。意外な来客に驚かれたことでしょうとお詫びの言葉が書かれている。
どおりでおかしかったわけである。ハルペン伯爵夫人がクリソン伯爵夫人を招待するとは考えづらかったからだ。
そうなるとクリソン伯爵夫人は皇后がわざわざ送り込んだのだろうか。
もしくはハルペン伯爵夫人とクリソン伯爵夫人が手を組んでいるという可能性も否めず、ハルペン伯爵夫人のことはもう少し見守る必要がありそうだとカイラは感じた。
そんなことを考えていると、彼女の乗っている馬車がなぜだか突然止まるのだった。
突然馬車が止まると
なぜか突然停車した馬車。まだ森の中であり目的地には到着していない。
すると突然そこにラカンが乗り込んできた。驚かせてすまないと言ってくる。
手紙に返事がないから会いに来たのだと。
なぜだかラカンは彼女を乗せた馬車がここを通ることを知っていたようで、オルシエ家にスパイでも忍ばせているのか…?とカイラは思った。何人かが彼の手に落ちたのかしら…?と。
それからラカンは突然カイラにもたれかかり、君が心配でここまで来たんだなどと言ってくる。
そして彼は馬車のドアを閉めこのように言う。
最近の君は別人みたいだ。昔なら考えられない僕や周りへの態度…何か目的があるかのような行動…まるで何が起こるか全て知っているみたいだ。
そのように彼が言いカイラの髪を触って来ると、彼女はゾッとした表情を浮かべるのだった。
【17話】感想
とりあえずオルシエ家の屋敷の中で周囲を味方につけるという作戦は成功したようです。侯爵の座を奪うための下地づくりといった感じでしょうか。これが今後どのように実を結ぶか楽しみなところです。
またハルペン伯爵夫人に招待されたお茶会に行くと、皇后の最側近であるクリソン伯爵夫人の姿が。まさかの状況ですが、ハルペン伯爵夫人のことは信頼していいのか分からなくなりましたね。
誰が敵で誰が味方なのか慎重に見極めが必要なのかもしれません。
そして帰りの馬車に突然乗り込んできたラカン。ストーカー過ぎてゾッとしてしまいます…。執着してきて本当に怖い男ですね…。
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