ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
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「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【13話】ネタバレ
待っていた殿下とは
”殿下”が待っているからと伝えられて休憩室を訪れたカイラ。
フェイロンのことだと思っていたがそこにいたのはラカンであった。
そして顔を合わせると彼は突然カイラの頭を撫で、今日も綺麗だ!と言ってくる。僕にとって何よりも大切な存在だとも。
しかしカイラはそんな彼の手をパシッと払い、やめて!と拒絶した。
彼女のことを振り向かせようと必死になっているラカンだが、カイラは相手にすることなく部屋を出て行く。
それでも、最近ラカンが執着し始めたことが気になっていた。以前とは雰囲気が違い、気を付けないと…と思う。
カイラは何だか嫌な予感がするのだった。
雪の日
ビエナの成人式から3日が過ぎた日、雪が降った。
カイラは雪が嫌いである。前世で母が亡くなった日、泣きながら社交界を去った日、フェイロンと婚約を解消した日、そして毒に侵されて声が出なくなった日、嫌な日にはいつも雪が降っていたのだ。
しかし何だか今日は嫌じゃないと思って庭園で過ごすカイラ。
すると次の瞬間ふと気が付くと彼女は食堂にいた。そこにはアンドレアと執事のブアゼルが一緒にいて食事中のようである。雪の感触がまだ残っているが夢を見ていたのだろうか…。
横に立っているブアゼルは、顔色が優れないようですが…と声をかけてくる。
また隣に座っているアンドレアは、額の傷が悪化したのではないですか?と彼女を心配してくれた。これまでずっと化粧で隠してきているのだ。
転生して来た日にブランコでできた傷は思ったよりも深かったようである。悪化する前に何とかしないとね…と彼女も自覚しているのであった。
それからカイラが、もっと食べなさいと言って皿を彼の前に持ってくると、姉上…それが僕の好物だってどうして…と思い、嬉しそうに食べるのだった。
皇后からの招待状
カイラの元には皇后の侍女であるオードリー・クリソンが訪ねてきた。
クリソン伯爵家は貴族派の重鎮であり、皇后を輩出したトレマン公爵家の次に権力を持つ家門の一つである。
そして皇后は重要な件のほとんどをオードリーに任せており、いわば皇后の側近と言うことがでいる。
そのため、フェイロンと同じ道を志すカイラにとっては面倒な存在なのだ。
笑顔でオードリーを迎えるカイラは、オルシエ令嬢へと書かれた皇后からのお茶会への招待状を受け取った。
転生前はそのお茶会の参加者にカイラは含まれておらず、未婚令嬢の中で最も地位が高い彼女が皇后に招待されなかったことは注目の的となった。皇后に見放されたのだと。
それが理由の一つとなり、カイラは社交界から引退することに。
今世では招待状が届いたわけだが、過去とは違う選択をしてきたから少しずつ変わっているのだろうとカイラは感じた。
そんなことを考えていると、オードリーは突然予想外のことを言い出す。
カイラ・オルシエ令嬢!!それは…ビエナ・オルシエ令嬢への招待状です!!
その言葉に驚くカイラ。ビエナがなぜ皇后からの招待を?と。
そして、ビエナ・トランじゃなくてビエナ・オルシエですって…?と困惑するのだった。
【13話】感想
徐々にラカンが執着するようになってきましたね。作品のタイトル通り「しがみついても無駄です」ということを分からせてやりたいです!
また雪の日に庭園にいたはずのところから、ふと気づくと食堂にいたという描写はちょっとよくわかりませんでしたね。
気を失って運ばれたのかなと最初は思ったのですが、本当にボーっとして夢でも見ていただけなのでしょうか。
そして皇后から届いた招待状はまさかのビエナ宛て。一体どういうことなのでしょうか。
ここまでの話で、初めてカイラに逆風が吹くのかもしれません…。負けずに立ち向かって欲しいです。
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