ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
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「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
カイラのお願い
もっと近づいてもいいのですか?と言ってフェイロンはカイラにグッと距離を詰めてくる。
カイラはドキドキとしながら、トンっと彼のことを軽く突き放した。彼女は頬を赤くし、練習にしては度が過ぎるからからかうのはやめて欲しいと言う。
しかしフェイロンは至って真面目である。
そして彼はカイラと一番近い存在になりたいと言うが、彼女はもう少しゆっくり歩み寄ってほしかったと言うのだった。
それからカイラはフェイロンにお願いがあると言う。それは皇帝に合わせて欲しいということ。
フェイロンの前では態度に出さないが、オルシエ侯爵は何でも自分の思い通りにしたい人であり、彼がオルシエ家で実権を握ったままならカイラの立場は危険にさらされたままになると。
そこでこの状況を変えるために皇帝に話をしたいのだとカイラは説明する。
そういうことならば…と彼が言いかけると、ちょうど中心のメルビンが早急に伝えることがあると報告が入った。
フェイロンは少し悲しそうな表情でその場を一旦離れることに。
彼の態度が急に変わったような感じがして、カイラはそれを気にしているのだった。
重大な報告
カイラのもとを離れたフェイロンはまだドキドキしていた。近づきすぎて頭が真っ白になってしまったと。
そんなフェイロンに対しメルビンが重大な報告をする。ドレインに盗賊団が現れており被害状況を確認中なのだと。
その報告に対し、騎士団を派遣して盗賊団の本拠地を突き止めるようにとフェイロンは指示する。そしてフェイロン自身も夜が明け次第皇帝に報告して出発すると。
事態収拾のために数日間空けることになり、そのことをカイラに報告しなければと彼は思った。
そして再び顔を合わせるのが少し憂鬱でもあった。さっきは突然近づいて驚いただろう…なんと謝ればいいのか…。
彼はそう思い頭を抱えているのだった。
騒動の黒幕は
一方のラカンは相変わらずカイラに執着していた。なぜ僕が呼び止めたのに無視するのだと。
そしてメルビンらが皇宮の伝令と切羽詰まった表情でやり取りしている様子を見て、”例の知らせ”を報告に来たのかと思うラカン。
報告を受けた以上は数日は首都を離れるだろう。フェイロンが留守の間にカイラをまた自分のものにすればいい。
ラカンはそのように思っていた。どうやら盗賊団がドレインを襲っている騒動は彼の仕業のようである。
そしてまたカイラのもとに戻ろうとするフェイロンを急いで呼び止め、兄上と話がしたいと言い、2人は休憩室へ向かうのだった。
感情は変化するもの
休憩室に2人でやって来たフェイロンとラカン。
すぐにカイラの元へ戻りたいフェイロンは、手短に用件を話せと言う。
ラカンが聞きたかったこと。それはなぜ急に態度を変えたのかということだ。
以前までフェイロンはカイラに対して興味がないと話していた。それなのになぜ突然彼女と親しくしているのかと。
その質問に対しフェイロンは、感情とは変化するも…いつも同じというわけには行かないだろ?と答える。
それだけ答えてさっさと休憩室を立ち去るフェイロン。
一人残されたラカンは、バンッと机を叩き、どいつもこいつも俺の邪魔ばかりしやがって!!と声を荒らげる。
このままでは機会を逃してしまう。そう思い焦ったラカンは部下を呼び止め、カイラに一字一句違わずこう伝えろと言う。
”休憩室で殿下がお待ちです”と。
名前を出さずに”殿下”と曖昧に伝えれば警戒されることはないはずだと彼は思ったようだ。
もうこれ以上一つでも変わることは許さない…!!
ラカンはそう思い、激しく憤っているのだった。
【12話】感想
結局フェイロンとカイラの近づいていい距離は分からずじまいでした。カイラも頬を赤らめて照れていた様子。
フェイロンに対して恋愛感情ないのですかね。彼に対する気持ちなどは今まで言葉で描かれていないので、気になるところです。
またラカンはだいぶ憤ってる様子で、フェイロンを呼び止めて態度が変わった理由を問い詰めました。
感情は変化するものだとフェイロンは答えましたが、彼の場合は隠していたカイラへの思いを表に出しただけでは?という気もしますが。それとも会ってからも特別な感情になるまでは時間があったのでしょうか。
フェイロンがカイラを好きなった経緯も気になるところです。
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