ピッコマで公開されている「接近不可レディー」のネタバレと感想になります。
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「接近不可レディー」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【44話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
アクシオンが見た夢
アクシオンは夢を見ていた。
そこはどこかの庭園で、アクシオンと車いすに乗っているヒリスがいる。
あなたに渡したくて持って来たんだと言って彼はヒリスに花束を渡している。
彼女はそれを受け取り、本当にありがとう…と言いながら、突然ドロドロと溶け始めてしまう。
溶けていくヒリスを目の当たりにして動揺するアクシオン。
ちょっと…!行くな…!
そう言いながら手を伸ばしたところで、彼は目を覚ました。
そこは四季の森の共有記録室。手を伸ばした彼は、ちょうど起こしに来たヒリスの手を握っていた。
ふと彼はヒリスから強い香りを感じ、以前会った時よりもそれは濃くなっているように感じる。
お疲れのようですねとヒリスが言うと、最近彼は毎晩夢を見てよく眠れていないのだと話す。
今日はここまでにして、2人はもう帰ることにするのだった。
別れ際、今度開かれるヒリスの爵位継承の祝宴で、誰と一緒に入場するつもりなのかと質問するアクシオン。
彼がそんな質問をしてくることにヒリスは少し驚いた。そして彼女は一人で入場するつもりだと答えた。
すると、あなたは他の飾りが無くても一番眩しく輝いていますからねとアクシオンは言う。
さっき共有記録室で一人でいたとき、彼女のエスコートを申し出ようかと考えていたアクシオンだが、結局それはやめたようだ。
爵位継承の祝宴が楽しみなのは初めてだと彼は思っているのだった。
ヒリスの爵位継承の祝宴
ヒリスの爵位継承の祝宴の日。
アクシオンが会場に到着すると、建物の陰に誰か隠れている。当主!ここです!と話しかけてくるその人物はシュレイマンだった。
どうやら長老たちから逃げて隠れているようである。
それから、長老たちには黙っておきましたよ!と言って笑うシュレイマン。
この間アクシオンに”縛り”を解除してもらったことのようだ。どうやらそれは長老に隠しておくべきことらしい。
そして、イノアデン当主との関係も内緒にしてます!と言ってからかっているような表情を見せる。
そんなお調子者のシュレイマンに、”縛り”は頭ではなく口にした方がいいみたいだなとアクシオンは冗談で返すのだった。
入場前の裏側では
まもなく祝宴の主役であるイノアデン当主ヒリスが入場してくるころ。
裏ではヒリスがドレスを着用して準備していた。このような立派な服を着るのは今回の人生で初めてである。
そのようなことを考えていると、兄リカルドが彼女のもとにやって来た。
今日は俺がお前をエスコートするよと話しかけてくるリカルド。
その提案をヒリスは意外に感じたが、エスコートは不要だと答える。一人で入場するつもりだと。
しかしそれはダメだとリカルドは食い下がる。エスコートも無しに入場したら皆から笑い者になってしまうというのだ。
それでもヒリスはそんなこと気にしていない様子。
俺がどんな気持ちでお前と向き合っているか知っているのか?と強い口調でリカルドは言ってくる。兄さんを思う気持ちがあるならどうしてこんな態度を…と。
そんな兄の訴えなどヒリスの心には届かない。兄の気持ちを知る必要などないからとバッサリと切り捨てるように彼女は答えた。
それでもチャンスを与えようと言うヒリス。もし本当にイノアデンを重要に思うなら、私の横ではなく後ろに立つように。
彼女は微笑みながらそう言うと、リカルドは目を見開いて驚く。
何でそんなことが言えるんだ…?と怒りに震えるリカルドだが、最後にヒリスは強烈な一言を言い放った。
リカルド、無意味な努力はやめなさい。どうせあなたには何の期待もしてないから。最初から存在していなかったかのように静かにしていなさい。
その言葉を受け、リカルドはただ呆然と立ち尽くしているのだった。
【44話】感想
アクシオンが見ていた夢が何なのか気になりますね。ヒリスに対して花束を渡しましたが、彼女が突然ドロドロと溶け始めてしまいました。
これまでの話では、アクシオンはヒリスの前世のことを何となく記憶していそうな様子です。過去の記憶からそのような夢を見てしまうのですかね。
またヒリスの爵位継承の祝宴の開催日となりました。入場する前の舞台裏で話しかけてくるリカルドですが、そんな彼を絶望させるような言葉をヒリスが言い放ちました。
まあ、兄さんを思う気持ちがあるなら…とか言われても、ヒリスからしたらもう冷笑するしかないですよね。これまでの7回の人生のことがあるので。
義理の妹ガブリエルのために死ねと言ってくる兄なんか兄ではないです。いくら同情を誘うように訴えかけてきたとしても、リカルドのほうに感情移入はできないと思ってしまいました。
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