ピッコマで公開されている「接近不可レディー」のネタバレと感想になります。
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「接近不可レディー」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【27話】ネタバレ
傍系の者たち
ヒリスの執務室に勝手に押しかけて来た傍系の者たち3人。
執事が私たちのことを帰らせようとしたんだが、どうやら君の話を聞き間違えたようだね。
そんな都合のいい解釈をしながら、勝手に入って来て遠慮もなく椅子に座った。
リカルドよりも君のほうが異能を開花すると思っていたよとヒリスの機嫌を取るようなことを言いながら、3人はベラベラとお喋りをし始める。
しかしヒリスは、彼らのことを無視したまま淡々と執務をこなしていた。
それからまた別の使用人がヒリスに報告にやって来た。今度はペラノ家の当主がヒリスを訪ねてきたのだと。
ペラノ家はイノアデン傘下にある家門の中で最上位に位置する家門である。4大家門以外には当主が変わったことを伝えていないため、おそらくディエゴに会いに来たのだろう。
ヒリスはそう思いながら、その者をここに案内するようにと命じるのだった。
先に私たちがいるのに失礼では…と傍系の者たちが言い始める。ペラノ家の当主など後回しにすればよいのではと。
そんな彼らの主張に、ヒリスは呆れたように口を開いた。許可もなしに勝手に入って来るほうが無礼ではないかと。そして大人しく出ていかなければ強制的に追い出しますと警告する。
今までとは別人のように毅然としているヒリスに、彼らはたじろぎ、そして謝罪した。
そんな中、ペラノ家当主のノートン・ペラノが部屋に入って来るのだった。
代理人任命
ヒリスの執務室に入って来たノートン・ペラノ。
しかしそこにいるメンバーを見て、当主様がここにいらっしゃるとお聞きしましたが勘違いだったようですねと言って、頭を下げて退室しようとした。
彼はまだディエゴがイノアデン当主だと思っており、彼に会おうと思っていたのだ。今日の定例会でイノアデン当主が欠席したため訪ねてきたのである。
ノートンはヒリスが覚醒する前にも礼儀を尽くして接してくれていた人物。
そんな彼に、当主に会いに来たのならここで間違いありませんよと言うヒリス。そして彼女は席を立ち、今日からあなたを私の臨時代理人に任命しますと言う。
彼女が手に持っている書類は、当主の文様が光り輝く正式な委任状であった。
それを見てノートンは全てを理解し、彼女の前で跪くのだった。
ヒリスの意図
ヒリスはこれからやることがあり、暫く定例会には出席しないのだと。だから彼女の代わりにノートンに会議を取り仕切ってほしいというのである。
それは重要な役割であり、その場にいる傍系の者たちは黙っていなかった。なぜそんな大事な役目を他の家門の者に!と。同じ血族である自分たちがやるべきであると彼らは主張する。
そんなうるさい傍系の者たちを、ヒリスは異能の力でどこか違う場所へ強制的に移動させてしまう。
どうやら馬車のところへ飛ばしたようで、私の警告を無視したらもっと酷いことになるだろうと伝えておくようにとヒリスは使用人に命じるのだった。
それから部屋に2人きりとなり、ヒリスはノートンへの信頼を口にする。あなたは最も自分の代理人として適していると。彼は能力もありイノアデンのために命も捧げる人物なのだ。
それにヒリスが当主になったのは他の目的のためであり、彼女自身はイノアデンのために働くつもりなどない。かと言って完全に手を引いてしまえば、さっきの傍系の者たちが口を出してきて煩わしい。
そのためノートンに代理人を任せたのである。
期待した通り、この身を捧げますとノートンは忠誠心を誓ってくれるのだった。
憤慨するディエゴ
傍系の者たちとペラノ家当主が訪問して来たことを聞いて、ディエゴは憤慨していた。
自分の知らないところで勝手な行動をしたことに怒っているようだ。
ヒリスは今どこにいる!?とディエゴは声を荒らげるのだった。
【27話】感想
ヒリスの秘書室に勝手に押し寄せてきた傍系の者たち。自分勝手な奴らですね。ヒリスが彼らを代理人に指名しないのも理解できます。
一方のノートンは聞き分けが良さそうで、昔からヒリスにも礼儀正しく接してくれていたみたいですね。他の家門にでも信頼できる人物がいてくれてよかったです。
また久しぶりに登場したディエゴ。食欲がなく寝込んでいるという話がありましたが、随分と憤っているようです。果たしてこの後どうなるのでしょうか。
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