ピッコマで公開されている「今世は当主になります」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第8話 | 第9話 | 第10話 |
「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【9話】ネタバレ
初めての授業
教室にはクレリバンが現れ、早速授業を始めると言う。
フィレンティアにとっては初めての授業になるが、なぜか彼女の両脇にはギリウとメイロンがぴったりとくっついて座っている。
そしてキラキラした目で彼女のほうを見ているではないか。
2人はフィレンティアにとっておばにあたるシャナネットの双子の息子である。
彼らは、フィレンティアが生まれ変わる前は全く興味を示してこなかった。たとえ彼女がベレサックやアスタリウに叩かれようとも、見向きもしなかったのだ。
しかしどういうわけだか今この双子はフィレンティアに強く関心を持っているようであり、彼女はその理由が理解できず、予想外の出来事であった。
ただフィレンティアにとって予想通りだったこともある。
それはベレサックだ。彼は授業中にも関わらずソファに横になって堂々と寝ている。
しかもその状況をクレリバンは叱ろうともしていない。授業の態度や熱意はあえて指導しないという方針なのだろう。
当主ルーラックには全て報告されるはずで、しっかりと熱意が伝わるようにちゃんと授業を受けようとフィレンティアは思うのだった。
宿題
授業の最後に、クレリバンは宿題を出すという。
その内容とは、皆に用意されたビボの木の丸太を売って対価を得るというものである。
ビボの木は成長が早くて硬く、軽量のため大陸で広く使われている。
売るためなら切っても割っても燃やしても構わないのだと。ただ自分の地位を利用した押し売りは禁止だという。
必ずその木を必要とする人だけに売るのが条件だというのだ。
ララネはその木を自分で運ばなければいけないのか心配してたようだが、どうやらもう子供たちの部屋に用意してあるのだと。
それを聞いて安心した様子のララネを見て、その可愛さにベレサックの姉とは思えないわとフィレンティアは感じる。
またその宿題をやりたくないという者が。やはりそんな不満を言うのはベレサックだった。
自ら金を触るのはみっともないから、物売りは下の者にやらせればいいと。古い貴族の考え方が母セラルの育て方により、この年齢で染みついてしまっているようである。
宿題をやらないなら落第点をつけるしかないと言うクレリバンに、ベレサックは苛立って部屋を出て行ってしまうのだった。
フィレンティアのアイデア
怒って部屋を出て行ったベレサックをよそに、フィレンティアは宿題をどうすればよいか考えていた。
一見単純そうだが、実はそんなに簡単な問題ではない。
木を加工して小さめの家具や食器などを作ることは可能だが、そういうものは原木の値打ちに比例するものだ。あいにくビボの木は希少価値のある木材ではない。
下手したら売値よりも加工費のほうが高くついて、損してしまう可能性もある。
そのように頭を悩ませていたが、フィレンティアはふと良いアイデアが浮かんだようで、クレリバンに挨拶だけ済ませて部屋をかけ出して言った。
そんな彼女の様子を見て、もう答えを見つけたみたいだねとクレリバンも期待しているようである。
この丸太に申し分のない値打ちを付けられる人が今ロンバルディにいる…!
フィレンティアはそう思って目を輝かせているのだった。
【9話】感想
双子のギリウとメイロンがフィレンティアに興味津々なのはなぜなんでしょうかね。前回の話では、彼女がベレサックに勝ったと言うことに目を輝かせていたようですが。この双子の心情が気になるところです。
クレリバンから出された宿題。ここで良い結果を出せば、また一歩ずつ当主への道が近づきそうですね。
彼女の思いついたアイデアが何なのか注目です。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第8話 | 第9話 | 第10話 |