ピッコマで公開されている「今世は当主になります」のネタバレと感想になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【6話】ネタバレ
クレリバンがやって来た理由
クレリバンがフィレンティアのところに来た理由、それはルーラックからの指示であった。
フィレンティアがベレサックたちと喧嘩して仲裁に入った際、彼女が「南の人々」という本を持っていたのをルーラックは見逃さなかった。
彼女の堂々とした振る舞いもあり、自分の血をしっかりと引き継いだ者なのかもしれないとルーラックは感じたようだ。
そのためルーラックはクレリバンに、フィレンティアを授業に参加させるように指示したのである。
ただしクレリバンにも彼のやり方がある。授業の雰囲気を壊さないためにも、もしレベルに見合わなければ参加させることは出来ないと。
だからレベルを測るために、彼なりにテストすると答えるのだった。
ロンバルディの授業
クレリバンはフィレンティアを一見したところ、どこからどう見ても普通の子供だと感じた。授業に参加させるべきだというのは当主の勘違いであると。
しかし声をかけると、フィレンティアは7歳とは思えない華麗な作法で挨拶をし、クレリバンは少し驚いた。
フィレンティアは、授業のことで彼が自分のところにやって来たことをすぐに察した。
ロンバルディの授業は、家門の子供たちを冷酷に天秤にかける最初の過程である。
授業について行けるレベルの子供だけが参加可能であり、年齢は不問だ。
つまり参加し始める年齢でレベルが分かる。
授業の評価は毎回当主へ即時報告され、当主の目によって見定められるのだ。
以前のフィレンティアは9歳になった時に授業に参加し始めたが、今回は7歳でそのチャンスを手にしたのである。
そしていよいよクレリバンのテストが始まるのだった。
クレリバンによるテスト
クレリバンは、フィレンティアが手にしている本「南の人々」の内容を質問した。
彼女がおもちゃ感覚で本を持っているのではなく、ちゃんと内容を理解しているか試そうというのだ。
彼の質問に対してフィレンティアは的確に簡潔に答えていく。
そんな彼女を見て、まさか本当に…?とクレリバンはルーラックの言っていたことを理解し始める。
またさらに詳細な内容を問おうと、本の作者ロフィリーの名前を出して、”彼は…”と言うと、すかさずフィレンティアは訂正を入れた。
フェレット先生間違ってますよ。ロフィリーは”彼”ではなく”彼女”です。
これほど著名な研究書籍を編纂した人は当然男だろうと思っていたクレリバンだったが、フィレンティアの言う通りロフィリーは女性だったのだ。
そこまでしっかり読み込んでいたフィレンティアのことを認めざるをえない。
クレリバンは彼女の授業参加を認め、来週から参加するように言い残して立ち去った。
部屋を出た後、クレリバンは一人考えていた。
つまらない教育担当官の仕事なんて辞めて転職しようかと思ってたけどもう少しやってみるか。あの子なら教えがいがありそうだ。
そのように思うクレリバン。
結局フィレンティアの賢さはルーラックが見込んだ通りであり、クレリバンもそれを自分の目で見て確信したのだった。
【6話】感想
以前の話で、当主になるためには今の当主に認められなければとフィレンティアは考えていましたが、早くも第一歩を踏み出した感じがしますね。
ルーラックが、子供たちを天秤にかけることを意味するロンバルディの授業に参加させるように指示したわけですから。
7歳で授業に参加して、ベレサックたちを見返して欲しいところです。
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