ピッコマで公開されている「今世は当主になります」のネタバレと感想になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【42話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
厄介者からの解放
怪我によりまだベッドで横になっているフィレンティアを、父ギャラハンが暫く見守っていたが、彼女は忙しい父を気遣って一人でも大丈夫だと言う。
彼女の力強い言葉に、ギャラハンも安心したようである。何かあったら呼んでねと言い残して、隣の自分の部屋に戻っていくのだった。
部屋で一人になったフィレンティアは、喜びを爆発させた。今回の件でベレサックやアスタリウに絡まれる煩わしさから解放されたのだ。
実際はボールをぶつけられて怪我をしたのだが、たまたま居合わせた双子メイロンとギリウの見間違いによる報告で、ベレサックに木刀で殴られて怪我をしたと大人たちは思っている。
それにより当主ルーラックは、フィレンティアに近づかないようにベレサックとアスタリウに命じた。
これはフィレンティアにとって運が良い出来事で、厄介者から解放された嬉しさからベッドの上を転げまわって喜ぶのだった。
会わなければいけない相手
厄介者から解放されて喜びを爆発させているフィレンティア。
彼女は落ち着きを取り戻し、もし双子たちが偶然居合わせなかったら…と想像した。
もし彼らが居なければ、おそらくフィレンティアは本当に木刀で殴られ、骨折しただろう。もしかしたら何日間も目が覚めなかったかもしれない。
そうなってしまったらフィレンティアにとっては大問題であった。
というのもロンバルディ奨学会が目前に迫っており、彼女はそこである人に必ず会わなければいけない。
もし会えなければ彼女の計画が非常に困難な状況になってしまうのだ。
フィレンティアは窓の外を見つめ、もう少しだけ…もう少しだけ待ってて…と呟くのだった。
そのころペレスは
皇宮にて、第2皇子ペレスは相変わらず牢屋みたいな部屋で一人過ごしていた。
彼はいつも通り運ばれてくる食事を受け取り、それを食べ始める。
食べている途中、うっ…と少し苦悶の表情を浮かべ、たくさん入れたね…と呟いた。
いつものように彼の食事には毒が盛られており、中々死なないため毒の量が増やされているようである。
それでも彼は何とか食べきり、そしてフィレンティアから貰った薬を飲む。
彼女に言われた通りちゃんと飲んでいるようで、量もかなり少なくなっており、そろそろ薬が底をつきそうだ。
そんな時、ペレスの耳には嫌な幻聴が聞こえてくる。
薬がなくなってきたね。あの子はもう君のことを覚えていないよ。もう諦めたら。
彼の耳に聞こえてくるそのような囁き声。皇宮内で皆に酷い扱いを受けたことで、そのような幻聴が聞こえるようになったのだろうか。
しかし、そんなことはない!と彼が一言いうと、その幻聴はフッと消え去った。
彼はフィレンティアのことを信じていたのだ。今度は役立つ本を持ってくるよと彼女は約束してくれた。
ペレスはフィレンティアから貰った薬のビンをギュッと抱きしめながらこう思った。
僕のことを忘れたはずがない。僕はずっと君を待っているよ。フィレンティア…。
彼はそう思い、フィレンティアの後ろ姿を思い浮かべるのだった。
【42話】感想
双子の勘違いでベレサックとアスタリウは厳重な罰を受け、結果としてそれはフィレンティアにとって好都合なものになりました。
ベレサックとアスタリウのことは気の毒だとは思いませんね!これまで散々悪さをした罰でしょう。
そしてフィレンティアが会わなければいけない人物。具体的な名前がそこで挙げられていませんでしたが、間違いなく第2皇子ペレスの事でしょう。ちょうど直後からペレスの描写が始まっていますし。
フィレンティアが会った時は生きる気力を失くしていた感じのペレスでしたが、今は強い気持ちを持てるようになりましたね。
薬もちゃんと効いているようで、ここからペレスの逆転人生が楽しみです。とりあえずフィレンティアとの再会が楽しみ!
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