ピッコマで公開されている「今世は当主になります」の感想と考察になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【26話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
生きてもいいの?
自分によくしてくれた人は皆怪我したり死んだりするからと、ペレスは薬を返そうとしてきました。
母が死んで乳母が追い出されたという話が前回もありましたから、ペレスはこれ以上他の人を巻き込みたくないのかもしれません。やはり優しい男の子ですね。
そんな彼に対して、自分は大丈夫だとフィレンティアは力強く言い、再び薬を渡していました。
毎日その薬を飲むこと、そして他人が見ているところではお腹が痛いふりをすること。もし突然良くなったことがバレたらまずいですからね。
そんな彼女の指示に、自分は生きてもいいのかとペレスは疑問を感じたようで。
生きてもいいのかだなんて疑問を抱いてしまう時点で、想像を絶するほど辛い経験をしてきたのだということが伝わってきますね…。
周りの人から酷い扱いを受けるあまり、自分のことを生きる価値が無い存在だと思うようになってしまったのかもしれません。
彼をここまで追い込んだ皇后ラビニが本当に許せないですね。
少しの笑顔
生きてもいいのかと疑問を抱くペレスに、フィレンティアも耐えられない気持ちになったよう。
彼が母を亡くしたことや毒を飲まされていることをフィレンティアは前世の知識で知っていたものの、彼なら大丈夫だろうと考えていて、そんな甘い考えを持っていた自分に罪悪感を感じているみたいです。
確かにこんな悲惨な状況を目にしたら、もっと早く助けられればと思ってしまいますよね…。それでもフィレンティアはペレスに会うまで最善を尽くしてやってきたとは思いますが。
フィレンティアは、生きなければいけないという強い言葉をペレスにかけ、彼は少しだけ活力を取り戻して笑顔を見せてくれました。
父ギャラハンたちがすぐ近くまで来ていてフィレンティアはもう去らなければならず、次いつ2人が会えるのかもわかりませんが、ペレスには彼女の言葉を胸に辛い状況を耐え抜いて欲しいです。生きようという意志が何よりも大事ですからね。
ペレスがちゃんと約束通りに薬を飲んで、次会うときにはもっと元気な姿を見せてくれることに期待したいです。
そしてもしできればフィレンティアが時々様子を見に彼のもとを訪ねることができればいいですね。
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