ピッコマで公開されている「今世は当主になります」のネタバレと感想になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【13話】ネタバレ
彫刻像の完成
フィレンティアがアルペオに依頼した祖母の彫刻は無事に完成した。
それを見たフィレンティアは、素晴らしい出来に感動する。
一方のアルペオは彼女に感謝していた。これまで家業が大工なのに彫刻を打ち込むことが正しいか迷っていたが、彼女のおかげで彫刻の楽しさを再確認できたようだ。
フィレンティアの前世で、アルペオは大工をやりつつ休日には彫刻を彫った。
苦労の末彼は認められ、皇帝から”美しさ”を意味する「ジャン」という姓を与えられ、アルペオ・ジャンが誕生したのだ。
フィレンティアは、出来るなら毎日彫刻がやりたいよね?と笑みを浮かべて聞く。
どうやら彼女には何か思惑があるようだ。
ルーラックへのプレゼント
前世でビエーゼがなくしてしまった常緑樹の森は、ルーラックにとって大切なものだった。
彼は今は亡き妻ナタリアとの散歩で、常緑樹の道をいつも歩いていたようだ。
一人残されたルーラックはその日課を今でも続けており、フィレンティアの前世の記憶では、目が見えなくなって足が動かなくなる時までその日課を続けたという。
そんなルーラックの元に行き、フィレンティアは見せたいものがあると話す。
そして彼女は、アルペオに彫ってもらったナタリアの彫刻をルーラックにプレゼントした。
晩年ルーラックは視力を失い、ナタリアの肖像画を見られないことを悲しんでいたが、彫刻像なら目が見えなくても手の感触でその姿を感じることが出来るはず。
フィレンティアはそう考えていたのだ。
ルーラックは彫刻像が気に入ったようで嬉しそうにする。それと同時に、それが宿題用の資材であることも見抜いていた。
素敵なプレゼントの対価としてほしいものを聞かれたフィレンティアは、当然代金を求めたりなどはしない。
その代わり、彫刻像を掘ってくれたアルペオの話を始める。
人材を何よりも大切に考えているルーラックに対して、隠れた天才を紹介した手柄は逃せないと彼女は考えているのだった。
宿題の結果
宿題の結果を発表する日。クレリバンは一人ずつ確認していく。
ベレサックはやはりやっていないようだ。
メイロンとギリウの双子は、それぞれ薪として使用人に売って代金を得たという。
ララネは、炭を作って屋敷の鍛冶屋に売ったのだと。手伝ってくれた使用人たちにもお金を渡し、銅貨15枚が手元に残ったという。
その成果をクレリバンは褒め、フィレンティアも少し驚いた。口数が少なくて物静かなララネにそんな行動力があったとはと。
最後にフィレンティアの番。
彼女はお金は手に入れていないが、服に付けているエメラルドのブローチを指さし、これを対価として受け取りましたと説明する。
ルーラックに彫刻をプレゼントして、喜んだ彼がブローチをくれたのだと。
嘘つけ!とベレサックは食って掛かるが、そんな彼に対してフィレンティアは余裕の表情で応じ、そしてこう思っていた。
これからずっと感じてみなさい!あんたが馬鹿にしてた相手に押されて、自分の手中にあると思ってたものを少しずつ奪われるのは果たしてどんな気分か!
まだ始まりに過ぎないわ…!
彼女はそう思いながら不敵な笑みを浮かべるのだった。
【13話】感想
きっとアルペオはフィレンティアによって、予定よりも早く才能が世間に知られるところになりそうですね。彼を発見したフィレンティアの成果も評価されるかもしれません。
宿題をやってこないなどベレサックの傲慢さは相変わらずですが、フィレンティアには着実に成長して見返して欲しいです。
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