ピッコマで公開されている「今世は当主になります」のネタバレと感想になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【11話】ネタバレ
アルペオへの依頼
フィレンティアは、人の顔も彫れるかしらと言って、祖母の肖像画をアルペオに手渡す。
この頃のアルペオはまだ人の顔はあまり彫ったことがないようだが、それでも依頼を引き受けてくれて、4日ほどかかると言うのだった。
宿題の期限は1週間ちょっとだから問題はなく、フィレンティアはそのまま依頼するのだった。
つきまとう双子
初めての授業以降、フィレンティアの元には双子のメイロンとギリウが頻繁に顔を出した。
どうやらフィレンティアに遊んで欲しいようだ。彼女は本を読むなど忙しく、適当にやり過ごしていたが、どうして自分に付きまとってくるのかと疑問に感じた。
生まれ変わる前は彼女のことなど無関心であり、双子の母シャナネットの離婚後は、父の苗字であるスルスを名乗って、ロンバルディとは縁を切ったように過ごしていたのだ。
またシャナネットがなぜ離婚したのかについても疑問に思う。
夫のベスティアン・スルスは彼女のことをすごく愛していて苗字まで捨てたと聞いていたからだ。
そんなことを疑問に思っていると、フィレンティアの元には父ギャラハンがやって来るのだった。
ギャラハンの本
ギャラハンは彼が完成させたという本を手に持って、嬉しそうにしている。
彼はフィレンティアが生まれ変わる以前もこのように本を何冊も書いていた。
アカデミー進学も学者としての活動もすることはなく、その時間の多くを本を書くことに使ったようである。
屋敷の本棚を埋める単行本にしかならなかったが、それでもギャラハンは成果とは関係なく楽しそうにしているのだった。
そして彼が持って来た本を開いてみるフィレンティア。
するとそこにはフィレンティアがデビュタントの日に着るドレスをたくさんスケッチしてあったのだ。
デビュタントのドレスを仕立てるのは本来母の役目だが、母がいないフィレンティアを思ってギャラハンがその日のために備えていたようだ。
その本を見てフィレンティアは涙を浮かべるのだった。
今度こそは父とデビュタントに
父の書いてくれた本を見て涙を浮かべるフィレンティア。
前世で彼女はデビュタントに立つことは出来なかった。父の死後、彼女は屋敷内で空気のように扱われ、他の貴族から招待状が届くこともなかったのだ。
そして屋敷内で業務を任せられる頃には、父の部屋は整理され本も捨てられており、彼女がそれを目にすることはなかった。
前世でもこの本を書いてくれていたのだろうなと思うフィレンティア。
そして彼女は父に抱き着き、私のドレス絶対に選んでねと言う。
父は、もちろんだ!と言って笑顔で答えた。
今度こそは父が私のデビュタントを見届けますようにと彼女は心の中で祈るのだった。
ちょうどその時、屋敷の外から馬車がやって来る音が聞こえてくる。
来た…!と思ったフィレンティアは、今すぐ散歩したいです!と言ってギャラハンを外に連れ出す。
お父様に心強い足場を用意してあげなきゃ!
彼女はそう思っているのだった。
【11話】感想
大事な娘のことを思ってドレスをスケッチしていたギャラハンが微笑ましいですね。こんなことされたらフィレンティアも涙を流してしまいます。
前世では父も死んでしまい、叶わなかったデビュタントですが、今回の人生では叶えて欲しいですね。
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