ピッコマで公開されている「実は私が本物だった」の感想と考察になります。
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「実は私が本物だった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【54話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
皇室の意向
今回皇室の意向に触れられる場面が。
神託ではパルビス家には娘が1人だけということで、キイラとコゼットの2人がいることは災いになり得るのだと。
だから帝国の安全のために偽物は消さなければならないというのが、皇室の意向みたいですね。
そのことをラディックは皇帝からの手紙で伝えられて圧力を受けているわけですが…。
なるほど…、大公家の主としてラディックも決断を迫られているのですね…。
もしかしたら前世で否応なくキイラを処刑したのも、皇室からの圧力でやむなくという感じだったのでしょうか?
未だに回帰前のラディックの意向は不明のままですよね。
今世では結構露骨にキイラのことを心配している描写が多く、回帰前のように否応なしに処刑するなんてことは想像し難いですが。
あくまでも皇室に従う姿勢なのか、抵抗することもあるのか、ラディックが今回どういう立場を取るのか気になるところです。
呼び方
今回ラディックとキイラの関係でちょっと複雑な気持ちにさせられる展開になりました。
団長職の復帰についてキイラが話に来て、それはラディックもすぐに認めていました。とりあえずキイラが復帰できるということでめでたしです!
そこまでは良かったんですがね…。ラディックがちょっと大胆な発言をするわけですよ。
遠まわしながらも、”閣下”ではなく”お父さん”と呼ばれたいという意図の発言。
父のその発言にキイラも戸惑い、イラっともしたような様子で。
そりゃそうですよね…。前世では庇ってくれることもなく平気で処刑してきた父親なのですから。
そういう意味で個人的には複雑な気持ちにさせられてしまいました。
実は娘のことを大切にしていて、”お父さん”と呼んで欲しいラディックも気の毒ではありますが。
これまで父親としての愛情を与えてくれなかったのに、いきなり父親面しようとしてくるラディックに苛立つキイラの気持ちもよくわかります。
う~ん…、でもやはり悪いのはラディックですかね…。苦笑
そんなに娘のことが大切なら、態度で示してあげればよかっただけのことだと思います。昔から優しい言葉をかけてあげたらよかっただけのはずです。
それをしなかったのですから、娘から呆れられても当然かなと。
一応ラディックにも事情があって、家門の為なら家族への優しさを捨てるという生き方は先代を引き継いだものみたいですね。
今はそう生きてきたことを後悔しているという感じでしょうか。
最終的には自分に父親面する資格なんてないという感じで、ラディックは自分自身に呆れている様子でした。
自分が悪かったと素直に認められてしまうあたりが、こちらとしてもラディックを悪者にしづらいんですよね…。ある意味厄介です。笑
寂しそうなラディックの様子にまたキイラも困惑したようで、この親子関係がこれからどうなってしまうのか注目ですね。
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