ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【37話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
母からの忠告
アドラはビセンテと母エルセラのことに口出しをしてしまい、ビセンテは彼女を睨んだ。
ビセンテから冷たい視線を感じたアドラは、母のザルデア伯爵夫人から言われた言葉を思い出す。
ここベルンハルト公爵邸に来る途中の馬車の中、アドラは無難に言われたことだけをやるように言われていた。間違っても家庭の事情に首を突っ込むことのないようにと。
というのもザルデア伯爵夫人はエルセラのことが好きではあるが、息子に無関心で冷たい母親であることも知っており、その点が気になっていた。
そのため母子の関係には首を突っ込むことが無いようにと娘に忠告したのだ。
そんな母の言葉を思い出し、アドラはビセンテに謝るのだった。
カルオンが送って来た者
エルセラの元には、デール・バーグマンという男が訪ねてきた。
それは兄カルオンに依頼していた信を置ける者である。フィサリーデ家にいたときから信頼している間違いない人物だ。
顔を合わせるとお互い笑顔になり、偉大なサンナールの主にお目にかかります!と彼は挨拶する。サンナールとはフィサリーデ家が治める領地。
するとエルセラの横にいる下女が何か言いたいようだ。
どうやらサンナール領の主でもあるが、今はベルンハルト家の公爵夫人であるため、ベルンハルトの名前で呼ぶのが正しいのではと。
その言葉がエルセラには嬉しかった。話したこともなかった下女だが、自分のことをベルンハルトの人間だと認めてくれているからだ。
失礼しました!ベルンハルトのエルセラ様にお目にかかります!とバーグマンは笑顔で言い直すのだった。
コンラッド王国との外交
使用人は退室し、エルセラとバーグマンは2人きりに。
久しぶりの再会をお互い喜んでおり、特にバーグマンはエルセラの成長が嬉しかったようだ。
エルセラは彼に頼みたい本題に入る前に、コンラッド王国との外交がどうなったかを質問した。
するとバーグマン曰く、カルテン公爵はコンラッドとの外交を無難に終えたらしい。内容は、グラニア北側セルモンの開放と交易の要請だという。大きな話ではなく、こまごましたものだ。
その話に釈然としない表情のエルセラ。
コンラッド側からアズレルの返還について話がなかったかと聞くと、それはなかったとバーグマンは答えた。
やはりエルセラは腑に落ちないようだ。
国同士の取引の内容は前世と同じであり、それならば3年後にコンラッド王国との関係が悪化する理由が何なのかと彼女は疑問に思っているようだ。
せめて爵位でももらって政界に足を踏み入れることが出来たら…とエルセラは思うのだった。
病名を知りたい
外交の話の後、いよいよエルセラは本題に入る。
兄カルオンに依頼してバーグマンに来てもらった理由、それは病名を調べて欲しいということである。
前世で彼女を死に追いやった病気のことだが、そんなこと正直に話すわけにはいかない。
そのため、他の人が悩んでいる病気であるということにして、バーグマンに話した。
それからエルセラはその病気の症状について話す。
最初は血を吐いて、数カ月たつと肺が苦しくなり、そして胸の痛みが襲ってくる。
そのような症状を説明し、その病気を調べて欲しいとバーグマンに頼んだ。
その病気に悩んでいる者が誰かを聞くバーグマンだが、個人的な事情で教えることは出来ないとエルセラは答える。
彼はそれ以上深く聞いてくることはなく、公爵夫人がここまでしてその方の病気を治そうとするのですから大切な人なのですねと言った。
その病気を患うのはエルセラ自身であるが、彼女は決して自分が大事なわけではない。これまでビセンテに背を向けて生きてきた分、これからは息子と一緒の時間を過ごしたいと心から願っているのだ。
その人には願いを叶えられずに死んでほしくないの。
エルセラはそのように答えるのだった。
【37話】感想
アドラは母の忠告を思い出し、素直にビセンテに謝ることにしました。ビセンテは一体何を思ったのでしょうかね。
ビセンテ視点の感情が描かれていないので気になるところです。決してアドラに悪意はなかったと思うので、彼が怒っていないといいですが。
また兄カルオンから信頼できる者がやっと送られてきました。そして目的だった病気の調査をお願いすることに。
病気について何か分かって、3年後の死ぬ未来が変えられると良いですね。
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