ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【22話】ネタバレ
ついにビセンテが産まれる
エルセラは一晩中かかって、赤ちゃんを無事に出産。
ハルゼンはその子にビセンテと名付けた。
それからエルセラの父であるフィサリーデ侯爵が亡くなり、カルオンがその座を引き継いだ。彼はその座を虎視眈々と狙っている親族たちを全員処刑するのだった。
一方ベルンハルト家のほうも忙しく、ハルゼンは家長の役目として各領地を訪問しなければならず、長らく家を空けることに。
自分もついて行くと主張していたエルセラだが、ハルゼンの意向で家に残ることになった。ビセンテと一緒にいるようにと。
ある日ビセンテを抱っこしているエルセラは、浮かない表情を浮かべて考え事をしていた。
なぜだろう…私の子供じゃないみたい…
その心の声は思わず口にも出てしまい、近くにいるメイドにも聞こえてしまう。
どういうことですか?と聞かれるも、エルセラはハッとして誤魔化すが、心のもやもやはずっと感じたまま。自分の子供なのになぜか愛らしくないと思うのだった。
存在自体が大嫌い
ハルゼンが家を空けている間、エルセラは多くのパーティーに参加するようになった。
相変わらず原因の分からない不安感がエルセラの心に付きまとう。
しばらくしてハルゼンが家に帰って来ると、エルセラはヒヤヒヤしていた。
外で遊び回っていたことを家臣たちから伝え聞いたんじゃないか。
そんなことを思っていたエルセラだが、ハルゼンから何か指摘されるようなことは何もなく。見て見ぬふりをしてくれているのだろうか。
家に帰って来てからもハルゼンはずっと忙しく、同じ屋敷に住んでいるのに顔を合わせる機会が減っていく。
ハルゼンに会いたいと感じるエルセラ。
しかし彼がエルセラの部屋に会いに来るようなことはなく、もう私が美しくなくなったからなのではと思うように。
寝ているビセンテを見たエルセラは、ついにこう思ってしまった。
存在自体が大嫌い…
彼女の悩みや恨みはますますビセンテに向けられるようになった。
ある日ハルゼンに会うために彼の執務室へ向かうと、どうやら彼は今不在らしい。
執務室の近くで待っていると、彼が部下と共に何か話しながらやって来た。
彼らの話によると、第一王子夫人が流産したのだと。それはエルセラの姉エシャヒルドのことだ。
その話が聞こえてきてしまったエルセラは、唖然とした表情を浮かべるのだった。
【22話】感想
エルセラの心がどのようにしてビセンテから離れて行ったのか、その過程が描かれています。
存在自体が大嫌いとは…。中々率直であり生々しい言葉にも感じます。読んでいるとこちらまで辛くなってしまいます。
そして姉の流産を思わぬ形で知ることになったエルセラ。良くないことは本当に続いてしまいますね…。
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