ピッコマで公開されている「暴君の秘書官になりました」のネタバレと感想になります。
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「暴君の秘書官になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【9話】ネタバレ
伝わらない優しさ
その日もデリックとロザリンは残業していた。カヒルも一緒である。
ふとロザリンが書類を持って立ち上がると、思わずその書類を落としてしまった。疲れているのだろうか、彼女にしては珍しいミスである。
そんな彼女の様子を見たカヒルは、今日はここらへんで切り上げようと言う。
カヒルの合図に、お先に失礼します!と言ってデリックはさっさと部屋を出て行った。フイの部屋でデートでも約束しているのだろうか。
ロザリンが落とした書類を拾っていると、カヒルがあることに気づく。書類でロザリンが指を少し切ってしまっていたのだ。
カヒルは彼女の手を取って、この紙を納品した者を殺してしまおうと言い出す。当然それは冗談だが、それだけロザリンのことを気にかけているようだ。
そしてカヒルはロザリンの手の小ささに驚き、こんな小さな手で毎日書類の山を運んでいたのか?と言う。
まさかの言葉にロザリンは驚いている。
明日はクリンスブルクから使節団が来る日だからと、もう帰って休むようにとカヒルが優しさを見せるが、ロザリンは違う風にとらえてしまう。
睡眠時間を減らしてでも不備のないよう準備いたします!と。
無理するなと言いたかっただけのカヒルは頭を抱え、もどかしそうに部屋を出て行くのだった。
読めない行動パターン
夜ロザリンは一人ベッドの上で考えていた。
小説でのロザリンの死亡時期を過ぎてから、徐々にカヒルの行動パターンが読めなくなってきたのだ。
彼女の知っているカヒルではなくなってきたのである。
特にさっきもそうである。実は部屋に戻って来る時に、俺が起こしに来るまで絶対に出るな!と命令されたのだ。しっかり寝ろとも。
そんなカヒルの言動が理解できず、ロザリンはベッドの上で一人頭を悩ましていた。
疲れているはずなのに結局一睡もできず、迎えるのだった。
朝起こしに来たのは
朝ロザリンの部屋を誰かがノックする。
侍女のフイかと思ったロザリンだが、それはカヒルだった。起こしに来るという約束を守ったようだ。
陛下が直々に…?とロザリンは戸惑う。
それからその日は予定通りクリンスブルクからの使節団を迎えて、ロザリンも一緒に会議の席についた。
会議を終えたロザリンの顔を見たカヒルは、最近ずっと酷い顔をしているじゃないか!と声をかけてくる。
パーティーの準備がそれほど大変なら今すぐ中止しろとも。
確かに昨日眠れずに疲れているのは事実だが、カヒルの言動に相変わらず驚かされる。
そしてカヒルは、疲れ切った顔で動き回るな!と言い、スケジュールを全てキャンセルして休むようにと命令して、一人どこかへ行こうとする。
秘書官であるロザリンも同行しようとするが、ついて来るな!と言って部屋を出て行ってしまった。
よくわからないカヒルの行動に、ロザリンもデリックも困惑しているのだった。
【9話】感想
カヒルの優しさが露骨になってきましたが、それでもロザリンは気づかないのですね。
やはりカヒルが傍若無人だという先入観があるからなのでしょうか。彼の気遣いの言動が逆にプレッシャーをかけているかのように勘違いされてしまっていました。
早くロザリンにはカヒルの優しさに気づいてほしいものです。
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