ピッコマで公開されている「暴君の秘書官になりました」のネタバレと感想になります。
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「暴君の秘書官になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【18話】ネタバレ
自分のせい
あんたさえいなきゃカヒルと私はもうとっくに結ばれたっての!
そのように声を荒らげるエラに対し、本当に私のせいだと思う?と冷静に聞き返すロザリン。
カヒルと結ばれないのは、小説のヒロインには似ても似つかない自身の言動や性格の悪さのせいだろうと反論したのだ。
ロザリンの言葉に激昂して暴力を振るおうとするが、遠くから見守っていた騎士のジェイムスが止めに入る。
そしてロザリンは、あなたが陛下と結ばれることはないよ!とはっきり言う。私がそうさせないから!と言い残して、ジェイムスを連れて店をあとにした。
エラは何もできずにグッと怒りをこらえているのだった。
パシータ公爵からの助言
夜、カヒルは一人考えていた。昼間に訪問して来たパシータ公爵から言われたことについてである。
パシータ公爵曰く、皇太后アゼラの息子カーロンが結婚を考えているのだとか。
カヒルがカーロンと最後に会ったのは10年も前のことである。
最近アゼラが令嬢たちを調べているようで、それはカーロンの結婚相手を選んでいるに違いないとパシータ公爵は言うのだ。
カーロンが結婚した程度でカヒルの皇位が脅かされることはないだろうが、もしカーロンに息子が生まれた場合は懸念が出てくる。
跡継ぎの存在を武器にアゼラがどんな行動に出てくるかわからないのである。
そのためパシータ公爵は、万が一のためにもカヒルが先に結婚すべきだと主張した。
ただカヒルも何も考えず先延ばしにしていたわけではない。彼には先代皇帝のように人に寂しい思いをさせたくないという考えがある。
そんなカヒルの感情的な考えにも、政治的な利益と皇室の安全を優先すべきだとパシータ公爵は必死に訴えてくるのだった。
そんな彼の言葉を思い出しながら、結婚か…と一人呟いているカヒル。
はあ…とため息をつきながらも、ロザリンは今何をしているんだろう?とふと彼女のことが思い浮かぶのだった。
エラの怒り
エラは怒りを露わにしながらロスパニー伯爵家の屋敷に帰ってきた。
もう夜遅く、侍女のジェキーが心配していたようだが、今は一人にさせて!とエラは苛立っている。
エラは自分の部屋に戻ってから、本当は全部私のものだったのに!金も名誉もカヒルも全部!と声を荒らげた。
そして、私が先に来たのに…と思いながら、引き出しを開けて何かを取り出す。
彼女が取り出したのは、小説「飼い慣らされた暴君の心臓」。まさにそれが今いる物語の世界だ。
エラはその小説をギュッと握りしめながら歯を食いしばる。
前は普通にうまくいってたじゃん…こんな邪魔なんか入らなかった!
彼女はそのように思い、不満をにじませているのだった。
【18話】感想
すごく思っていたことをロザリンが直接エラに言ってくれました。カヒルと結ばれないのは他人のせいじゃなくて自分のせいだろうと。
小説通り性格の良いヒロインなら、自然とカヒルも惹かれるでしょうって思てしまいます。
それからパシータ公爵からカヒルへの助言。要は早く結婚した方が良いということですね。
まあやはり彼にとって真っ先に思い浮かぶのはロザリンなのでしょう。2人の関係にますます注目です。
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