ピッコマで公開されている「暴君の秘書官になりました」のネタバレと感想になります。
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「暴君の秘書官になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【17話】ネタバレ
アンソニーの助言
カヒルとエラのことを名前を伏せてアンソニーに相談したロザリン。
彼の答えによると、ロザリンにとってカヒルは息子のような存在であり、エラに感じる嫌悪感は嫉妬なのだとか。いわゆる息子をとられて悔しいという嫁姑問題のようなものだと。
ロザリンは何となくその助言が腑に落ちた。
これまでカヒルのことで気持ちが落ち着かなかったのは親心だったのかと納得したのだ。
それからアンソニーはもう一つ助言してくる。
その息子のような人には、母親が反対する結婚はするもんじゃないと伝えたほうがよいと。母親の勘は結構当たるものだからと言う。
その言葉を聞いて、母親の勘か…とロザリンは何か感じたようだ。
2人は話し合いを終え、ロザリンはアンソニーに相談して良かったと思うのだった。
ロザリンへの手紙
ロザリンが部屋に戻ろうとすると、友人からだということでフイがロザリンに手紙を渡してくる。
そう言いながらもフイは少し怪訝そうな表情を浮かべていた。ロザリン様にご友人なんていらしたかしら…と疑問に感じたのだ。
ロザリンが恐る恐る手紙を開けてみると、それはやはりあの人物だった。
どうやらどこかに呼び出されたようで、カヒルに内緒で外出したいと言うロザリン。
皇宮の外は危ないからとフイや護衛騎士のジェイムスらが止めるも、ロザリンの強い意思でやむなく外出を認めることに。ただし安全のためにジェイムスだけは同行する。
ロザリンが向かった先はとある酒屋。そこを手紙で指定されたようだ。
ジェイムスには10歩離れて歩いてもらい店内に入ると、奥にはフードを深々と被った人物が。
それはまさにロザリンを呼び出したエラであった。
傲慢なエラ
ロザリンはエラの座っている机に向かい、席に着く。
どうやらカヒルのことで急ぎで伝えたい話があるということで、呼び出されたようだ。
エラは自分とカヒルの結婚の話をしてくるが、そんなのまだ分からないとロザリンは答えた。
しかしエラは傲慢である。小説読んでんなら知ってんでしょ?と。エキストラは黙って私に協力してればいいの!と随分図々しいことを言ってくるではないか。
これまでのロザリンは小説の展開通りに進めたほうが良いと思っていた。
というのもカヒルには辛い過去があり、それを癒してくれるのがエラだったからである。
カヒルの過去
カヒルは6歳のころに実の母親を先代皇帝に捨てられ、11歳のころにはアゼラがカーロンを産んだため邪魔者扱いされるようになる。
それから冷遇される生活が続き、先代皇帝にも見放された。
愛されることを知らないまま20歳になり、その後は戦場で敵を殺すだけの日々を送ることになるのだ。
そうやって傷ついた猛獣になったカヒルだが、彼を大切に思ってくれるエラの存在が、カヒルを幸せにしたのである。
しかし今のエラは、そんな小説の心優しいエラではない。
そしてその時ロザリンはアンソニーの助言を思い出した。”母親の勘は結構当たる”という言葉だ。
カヒルにはもう傷ついて欲しくないロザリンは、彼がエラと結婚してはいけないと思った。
そして、強力なんてできないよとはっきり言う。
するとエラは突然声を荒らげた。
もとはと言えばこうなったのもあんたのせいでしょ?あんたさえいなきゃカヒルと私はもうとっくに結ばれたっての!
そう怒鳴りつけてくるエラに対し、ロザリンは動じず毅然とした態度をとっているのだった。
【17話】感想
親しくもないのに突然手紙をよこして呼び出してくるとは、本当にエラは自己中心的で嫌な女ですね。
ロザリンさえいなければ私はもうカヒルと結婚していたと主張していますが、まあそうはならないでしょう。
カヒルが原作で惹かれたのは心優しいエラであって、今の傲慢で自己中心的なエラではないので。
エラには自分の愚かさを分かって欲しいものです。ロザリンには負けずに立ち向かって欲しいですね!
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