ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【82話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
エリスの選択
皇室からアレクト皇太子とヘレナの結婚が発表されると、もうすぐ自分の手でヘレナを殺すことに実感が湧いてくるエリス。
ヘレナとの思い出が頭に浮かび、罪のない彼女を殺したら自分は本当に狂ってしまうかもしれないと頭を抱えると、エリスはアナキンを連れてここから逃げるという選択をするのでした。
ヘレナを殺してしまったら罪悪感で辛い思いをするのは間違いないでしょう。
しかし、元の世界に戻るためにはヘレナを殺すしかありません。そんな中、エリスはアナキンと逃げるという選択をしましたが、物語はどう進んでいくのでしょう。
2人がここから去っていく様子をメデイアが水晶を通して見ているのですが、それを因果律から逃れようとする虚しい夢だと呟いていました。
2人の逃亡が上手くいって欲しい思いますが、このメデイアの言葉が不吉で怖いですね…。
逃走劇
首都から離れたところまでやって来たエリスとアナキン。馬が逃げたり、堤防が崩れて足止めされたりと、因果律の力が働いているのだとエリスは感じます。
2人があるお店で食事を取っていると、他のお客がヘレナの話をしているのを偶然耳にするエリス。
すると、ヘレナはアレクト皇太子と一緒になりたいのかと疑問が浮かんできます。
以前、ヘレナにアレクト皇太子を愛しているのかと質問しなかったことを思い出すと、その質問の答えをもらうために首都に戻ることを決意します。
エリスが私たちはきっと幸せに暮らしたはず、そうでしょう?と笑いけると、アナキンはそれを肯定するのでした。
エリスとアナキンの逃避行は意外にもあっさりでしたね。個人的にはもう少し詳しく描かれていて欲しかったです。
「幸せに暮らせたはず」という言葉がなんだか悲しかったですね。もし、このまま一緒に逃げていたら幸せに暮らせたはず、でもエリスの出した答えは首都に戻ること。
逃げて何も知らない土地で2人で慎ましく生きて行くという幸せな未来は叶いませんでしたが、それとはまた違った2人の幸せな未来を願わずにはいられません。
物語も終盤に向かっていると思いますが、なんとかハッピーエンドで終わって欲しいですね。
メデイアに会いに
首都に戻ってくると、まずはヘレナに会うためにメデイアに相談しに行くエリス。
メデイアの要求を何でも飲む代わりに、メデイアの力を使ってヘレナに会えることに。
エリスが鏡に立つと、映し出されるヘレナ。驚く彼女に、逃げたいと思うなら全力で手伝うと伝えるのでした。
今まで自分の意志を尊重してこれなかったヘレナですが、どのような答えを出すかが気になります。
そもそも彼女はアレクト皇太子を好きなのか。ヘレナは周りを受け入れるばかりで本人の意志があまり見えなかったキャラクターですが、もし逃げたいならばこれが最後のチャンスになりますよね。
彼女が自分の望み通りに行動できるといいなと思います。
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