ピッコマで公開されている「緑陰の冠」のネタバレと感想になります。
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「緑陰の冠」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【59話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
待っていたユスタフ
ランが屋敷の裏口からこっそり戻ってくると、ユスタフが待っていた。
どこに行っていたのですか?とユスタフが尋ねると、今はすごく疲れているから後じゃダメ?と答えるラン。
ランの体を支えると、生臭い匂いがすると言うユスタフ。ランを抱きかかえると、部屋まで運ぶのであった。
ランをソファーにおろすと、汚れているコートや靴を脱がせるユスタフ。改めてディモディアとどこに行って来たのか尋ねると、言うしかないと腹をくくったランは知り合いが奴隷として売られていたのを探しに行ったのだと話した。
そして、その妹が病気だからエルフのハーレッシュに診てもらうために、ラチア領に連れていこうとしていることを明かした。
どのように知り合った間柄なのか聞かれると、ユスタフが気にすることじゃないじゃんと言うラン。ラチアに損害を与えることはしないから心配しないように言う。
すると、私が怒っている理由がわかりますか?と聞くユスタフ。私が当主になるまでは死なないと約束しましたよね?と。
彼はそんなに危ないところに護衛騎士のロスを置いていってまで行ったことに怒っていたのだ。
しかし、ラチアに迷惑をかけようとしたわけではない、私の身分は隠していたから大丈夫だと、ラチア家のことばかり言うランに苛立ったユスタフは私がどんな気持で待っていたのか!と声を荒げた。
私にもちゃんと考えがあったし、捕まらない自信があったと答えるラン。それを何か聞かれるが、精霊の名前を知っているということをユスタフに言うわけにはいかない。
私のすることをいちいち報告する必要はないとランが言うと、たとえ命がけのいたずらだとしても私は当主の仕事にケチをすることはできないと言うユスタフ。
それにムッとしたランは、心配しなくても立派な家の当主の座を無事に渡すから!と言い放つラン。お前にとってはそんなに大事なのかもしれないが私には…と言ったところでハッとした。
「たいしたことじゃない」
口に出してはいないものの、そう言ってしまったも同然であった。
失言だったと謝るラン。疲れていたからと弁明をするが、姉上が私をどう思っているか今さらながらよくわかったと静かに言うユスタフ。
そして、部屋から出て行ってしまうのであった。
水の音
ソファーに寝転び、涙を流しながら自分を情けないと思うラン。
いつの間にか眠ってしまうと、部屋に戻って来たユスタフ。
まだ部屋に残っていたランに気が付くと、ランを抱きかかえるユスタフ。
水の音はいつから耳元で響いていたのだろうと思うと、ユスタフはフッと笑うのであった。
【59話】感想
ランの心配をして怒るユスタフでしたが、ランは彼がラチアのことを心配しているのだと思っているので、2人のやりとりが悲しくなりました。
ユスタフが部屋を出て行ってしまってハラハラしましたが、彼が最後にランの寝顔を見て笑っていたので少し安心しました。
水の音はいつから耳元で響いていたのだろうというのは、54話で自分とランを雨粒と大理石で例えている話のことだと思います。それにしてもランのことで怒るユスタフが恰好良かったです。笑
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