ピッコマで公開されている「全ては勘違いだった」のネタバレと感想になります。
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「全ては勘違いだった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【16話】ネタバレ
冷たい邸宅
エドガー公爵家には温もりなどなく、使用人たちが淡々と働いていた。元々、ノクターンを尊重をすることなく嘲笑っていた彼らは、ノクターンの魔法によりこうなったのだ。
ノクターンはベルーアにもらったカフスを取り出すと、"距離を置きたい" "アーロンは大切な存在"とベルーアに言われたことを思い出した。
1人部屋にいるノクターンは「バローズ」と何回も呼ぶと、最後の1回だけ「ドルーア」と彼女のことを呼ぶのであった。
ノクターンの過去
ノクターンの幼年時代のこと。
ドルーアはエドガー公爵家の湖から這い上がると、もう二度とここには来ないような顔をして去って行った。
その後、僕の気を引こうとしていたシェリル・ボルナインに、好感を抱くよう催眠をかけた。
精神魔法は名前を呼ぶことから始まる。対象である人物の呼び方を一貫して維持する必要があり、会う場所と時間帯も特定した方がさらに良い。
シェリル・ボルナインと過ごしたが、彼女が「バローズ」ではないから楽しく感じなかった。
ある日、湖を覗いた時にベルーアが落としたカフスを拾うのだった。
ノクターンの過去(お茶を使用人にあげた理由
僕には2人の兄がいたが、能力の差から僕の地位は確固たるものになっていった。
そんな状況に焦った彼らは僕を狙うようになり、頻繁に事故が起きるようになった。他人の敵意にはすぐに気づくことができるから助かっていたが、だんだんと魔法なしでは難しくなっていった。
黒魔法がバレないように神経をとがらせていたあの頃、ドルーアが邸宅に遊びに来た。来客中は誰かに狙われることはなくなるから、彼女が来ると僕の緊張もほぐれた。
そんなある日、彼女は最高の茶葉を持って来て、僕の好みに合わせたお茶を入れてくれた。何度も失敗をして一生懸命入れてくれる彼女に、僕は思わず微笑んだ。
入れてくれたお茶のカップを持ち上げると、近くにいた使用人ベロ・リフォードの緊張感が伝わって来た。彼は僕の母親のパトシア・エドガーの部下である。
どうやらこの初めてみるティーカップに、彼は毒を塗ったらしい。
せっかくベルーアが入れてくれたお茶だったが、僕はベロにそのお茶を飲むように言った。
少し不機嫌そうな顔になるベルーアは、僕のことをいつも通り自分勝手だと思っているだろう。
彼女はこの事実を知らない。僕の母親のパトシア・エドガーが使用人を使って僕を殺そうとしていることを。
【16話】感想
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