ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第4話 | 第5話 | 第6話 |
「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【5話】ネタバレ
フェイロン現る
カイラのことを侮辱するエトリーナ・インセン伯爵令嬢の前にフェイロンが現れた。
さっきの話はどういうことか説明しろとフェイロンは言う。カイラとフェイロンが婚約破棄するだろうという話である。
カイラは他の令嬢の目もあるから自分で収拾しようとするが、フェイロンの静かなる怒りは収まらないようだ。
私を挑発しているのか?と彼が威圧的に問うと、エトリーナは真っ青になり、涙をポロポロと流しながら許しを乞う。
フェイロンは婚約破棄など事実無根であると言い、そしてエトリーナには当分の間カイラの前に姿を現さないようにと命じる。
ひとまずその場は収まり、それからフェイロンは渡したいものがあると言ってカイラを外に連れ出すのだった。
バルコニーで2人
2人はバルコニーにやって来て、フェイロンは去年の狩猟祭で捕らえた北方で銀ギツネと呼ばれる毛皮をカイラにプレゼントした。
そしてフェイロンはカイラのことを”カーラ”と呼ぶ。彼女からの手紙にそう呼んでくれと書いてあったからと。その方が人々に親しげな姿を見せることも出来るため、カイラにとっても好都合なのである。
それからカイラは今度からはさっきのようなことがあっても自分で収拾すると言う。今回のことでエトリーナの父インセン伯爵からは恨みを買うことになるかもしれない。
実際前世ではインセン伯爵はフェイロンからラカンに寝返っており、今回もそうなるだろうとカイラは思った。
また今年の狩猟祭の話になり、婚約破棄の噂を確実に消すためにもカイラは参加することにする。それを聞いてフェイロンも嬉しそうだ。
そんな話をしていると、フェイロンの忠臣であるメルビンが彼を呼びに来る。フェイロンは用があってもう行かなければならないようである。
カイラはバルコニーを離れる彼のことを笑顔で見送るのだった。
ラカンを突き放す言葉
バルコニーに一人でいるカイラのところにラカンがやって来た。
彼は不満そうな表情を浮かべ、さっきのはどういうつもりだ?と問い詰めてくる。ビエナのパートナーは断ったはずだぞと。
するとカイラは、自分とラカンの間で最近不適切な噂が流れているからそれを消したかったのだと説明する。可哀想な男爵令嬢を助ける皇子様になることで、ラカンの名誉を守りだったと。
僕を思っての事なら仕方ない…と彼も渋々ながら納得したようだ。
それからカイラはフェイロンと成婚するつもりだと話す。そうすれば自分とラカンの噂も消えるはずだからと。
それを聞いた途端に戸惑い焦り出すラカン。
彼は立ち去ろうとするカイラをグッと掴んで引き留め、兄上と成婚なんてしないで僕のところに来いよ!と言ってくる。
この間まではフェイロンと婚約破棄させないようにしていたラカンだが、突然方針を変えてきたようだ。このままではマズいと焦ったのだろう。
自分の利益のためにもがく姿…なんて醜いの…とカイラは呆れかえっている。
彼女はすがりついてくるラカンを冷たく突き放し、一人バルコニーから会場内に戻った。
突き放されたラカンは呆然としているのだった。
ビエナで気分転換
カイラが会場内に戻ると、ビエナ様がお呼びです!とメイドが伝えてくる。人目が会って動けない状況だからカイラのほうから来て欲しいと。
メイドの話によるとビエナは部屋で随分と怒っているようだ。
諦めの悪いラカンのせいで最悪な気分だったけどビエナで気分転換しなくちゃ。
カイラはそう思い、ニヤッと笑っているのだった。
【5話】感想
カイラの前では優しいフェイロンですが、彼女を侮辱したエトリーナに対してはめちゃくちゃ真顔で詰め寄っていましたね。これまでは穏やかな印象だけでしたが、もしかしたら怒ったらかなり怖いタイプかもしれません。
またフェイロンと成婚するつもりだとカイラが言うと、ラカンは必死にすがりついてきました。都合のいいように振る舞いを変えてくるあたり、本当に醜いです。カイラもイライラしたでしょうね。
これから怒っているというビエナの元へ向かうわけですが、一体どうなるでしょうか。カイラにとっては気分転換のつもりのようですね。笑
←前回 | 今回 | 次回→ |
第4話 | 第5話 | 第6話 |