ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
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「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【10話】ネタバレ
カイラの思いついた良い事
ビエナたち令嬢のお茶会の席に現われたカイラ。
彼女はビエナ宛てに第五皇子ラカンから贈り物が届いていると言って渡した。
箱の中には綺麗な花が。ビエナは嬉しそうに微笑み、令嬢たちも盛り上がっている。
メッセージカードもあるんじゃない?とカイラが促すと、確かに箱の中に入っている。
そのカードに目を通した途端、ビエナの顔色は曇った。それもそのはずで、そのカードにはカイラの名前が書かれているのである。
ギロッとカイラのほうを睨むビエナだが、令嬢たちの目があるのに贈り物の相手が違ったなどと言い出すことは出来ない。
それはカイラの想定通りであり、ビエナったら作り笑いしちゃって…といい気味で笑っているのだった。
ラカンの勘違い
自分の贈った花をカイラではなくビエナが受け取ったという話は、すぐにラカンのもとに報告された。
どうしてこんなことに…!!と憤るラカン。あの女に贈り物しても何の得にもならんのに…!!と。
自分からの贈り物をあて先も確認せずにビエナに渡すなど普通に考えたらありえない。
そう思ったラカンは、カイラが自分のことを試しているのではないかと考えた。
そして彼は、そういうことだったのか…と勝手に何か結論を導き出して納得している。
カイラは初めから自分宛てだと知ったうえでその贈り物をわざとビエナに渡したのだろう。それによりビエナがどんな反応をするかも分かっていたはず。
つまりこれは僕をめぐる女同士の争いなのだ。
そのような結論に至り、ラカンは勝手に都合の良い勘違いをしてしまうのだった。
ソレンの忠誠
いよいよビエナの成人式の最後の宴が開かれる日。
頭痛が酷いカイラが席に座り込んでいると、厨房のメイドのソレンが心配して話しかけてきてくれる。
そして、お嬢様はこんなにも私たちのことを思ってくださっているのに…と彼女はカイラに対して感謝を述べた。
先日オルシエ侯爵が使用人たちを入れ替えるという話で、誤解が解けてからソレンはカイラのことを慕っているようだ。
ソレンの兄は騎士であり、ソレン自身も一時は剣を握ったことがある人間。
そのため彼女は騎士らしい振る舞いでカイラの目の前に跪いて忠誠を誓ってくれた。
お嬢様は休んでいてくださいと言ってソレンは宴の準備に取り掛かる。
そんな彼女の様子を見て、ソレンをメイド長にするのがよさそうだとカイラは思い、宴が終わった後にブアゼルに相談しようと思うのだった。
会場へ到着する馬車
次々と会場に到着する馬車の中、ひときわ目立つ豪華な馬車があり、ビエナは目を輝かせていた。
その馬車から降りてきたのは、首都でも有名な符号であるノイバン子爵の長女ミリア。
ミリアと仲良くなりたいビエナは、積極的に話しかけ会場の中へ案内する。どうやらミリアの財力に惹かれているようである。
そんな2人のことを見つめているカイラのもとに、ラビエン・ブリエル伯爵令嬢が話しかけてきた。ラビエンはミリアの一番の親友だ。
ラビエンは、ビエナがミリアに少し馴れ馴れし過ぎると不満そうな様子である。そんなラビエンの意見にカイラも同調した。以前から親交があったわけでもないのに私も不思議に思っていましたと。
そんな話をしていると、今度は第五皇子ラカンが会場に到着した。彼は参加者名簿には無かったはずだ。
カイラはビエナを促してラカンを出迎えに行かせる。
ビエナが早速ラカンに挨拶をすると、ああトラン嬢…とあからさまに彼女に興味がない様子。
そして、カイラは?オルシエ令嬢はどこにいる?と聞いて来て、ビエナはショックを受けた表情を浮かべるのだった。
【10話】感想
ビエナに屈辱的な思いをさせて喜んでいるカイラは悪い女ですね。笑
まあ前世のことがあるので、それがまた痛快です!
自分の贈り物がカイラではなくビエナに渡ったと知ったラカンは、どういうわけだか女同士が自分をめぐって争っていると勘違いしてしまったようです。なんというか、痛すぎますね…。
そして参加者名簿には無かったものの急遽宴会に参加してくることに。ビエナに対してあからさまに冷たい態度を取ってきましたが、ラカンはこれからどう振る舞うつもりなのでしょうか。続きが楽しみです。
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