ピッコマで公開されている「接近不可レディー」の感想と考察になります。
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「接近不可レディー」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【99話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ゼノンによる大量虐殺
前回に続きヒリスの5度目の人生の回想シーン。
これまで何度か触れられていたゼノンによる一般人の大量虐殺について、その理由が今回初めて明かされました。
当時カリキアの血が投与された奇形人間がどこからか湧いてきて、怪我人や死人が出る事故が発生していたのだと。もちろんテルゾの仕業でしょうね。第93話で一般人にカリキアの血を与えて魔物化させるという彼の企みが明かされていました。
回想に出てきた奇形人間はまだ魔物というよりは人の形状に留まっているようです。
奇形人間が増えるほど問題は大きくなり、4大家門の首脳陣は対策に手を焼くことに。奇形人間は最初に変異が起きるまで判別できず、見つけ出すのが難しいのだと。
ただ奇形魔物と同じで異能を感知して近寄ってくる性質があるらしく。ゼノンは広場でこれ見よがしに異能を放出し、集まってきた奇形人間を片っ端から殺したとか。
その広場には一般人もたくさんいたようですが、ゼノンはそんなこと気にせずその場にいる者を全員始末したみたいです。
これが前々から話に出ていたゼノンの大量虐殺の真相だったのですね…。手っ取り早く解決するにはある程度の犠牲も必要という考え方なのでしょう…。
ちなみにゼノンがこのような行動をとったのは、夫が奇形人間のせいで亡くなったからという話も。
大量虐殺は正当化できませんが、一応彼女にも理由があったということですね。
パーティー会場で
これもまた5度目の人生の話で、ヒリスはビオレッタの誕生日パーティーの会場へとやってきました。前回の続きですね。
ちなみにこの時点でビオレッタは盲目の状態だったよう。第39話のアメリエ家でのパーティーの魔物騒動で前世のビオレッタは失明したという話がありましたね。
パーティー中に笑顔を見せるビオレッタを見て、ヒリスはじわじわと怒りが湧きあがってきたようで。
奇形人間の問題も自分が過去の人生で辛い思いをしてきたのも、カリキアの血のせいなのにという思ってしまったみたいです。
それにしてもビオレッタやカリキア家に対してヒリスが怒りを感じている様子はこれまで無かったと思うので、ずいぶんと突然な感情の動きという印象です…。
それからヒリスは衝動的にビオレッタの首を絞めあげることに。まさに第97話のラストシーンで描かれていた場面です。
そしてヒリスはハッと正気に戻り、自分は何をしていたんだと激しく動揺している様子でした。
多くの人たちが見ている中での行為ですからね…。これは世間からの目を考えてもかなりマズいのではと。
さらにその場には遅れてアクシオンも現れることに。この後どんな展開になるのかヒヤヒヤしますね。
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