ピッコマで公開されている「接近不可レディー」の感想と考察になります。
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「接近不可レディー」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【114話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
無実の罪で
7度目の人生の回想シーンの続きから。
血だらけの姿で倒れているマゴはもう死んでおり、殺したのはやはりその場にいたガブリエルのよう。
取り返しのつかないことをしてしまったと彼女は激しく取り乱している様子であり、刑務所には行きたくないから助けて欲しいとヒリスにすがりついてくることに。本当に救いようがない人間ですね…。
それだけならまだしも、その場に他の人が駆け付けると、マゴを殺したのはヒリスだと咄嗟に噓の証言をするという。とんでもないクズです。
しかもヒリスの無実を証言してくれるはずのビオレッタはその日何者かに刺されて生死の境をさまようことに。ここについては詳しく触れられませんでしたが、誰に刺されたのですかね…?
そういうわけでガブリエルに濡れ衣を着せられたヒリスは牢獄へと入ることになったみたいです。
テルゾに拉致されて以降ガブリエルが気の毒に見えるような描写が多かったですが、こういう回想シーンを見ると可哀そうでも何でもないですね。
過去の人生でヒリスを苦しめた分、今回の人生ではとことんガブリエルに苦しんで欲しいものです。
吹っ切れたヒリス
無実の罪で牢獄へと閉じ込められたヒリス。彼女のもとには兄リカルドがやって来て、ガブリエルの代わりに死んでくれと言われるという。
これは第1話の初っ端のシーンです。ここに繋がってくるんですね。
そしてヒリスの中では何かが吹っ切れて、片っ端から惨殺してくという話でした。
それからアクシオンが彼女のもとへとやって来て、自分のことを殺すようにヒリスが頼むも彼は受け入れず、結局ヒリスは自ら命を絶つことに。大切な人を失ったアクシオンは絶望を感じているようでした。
ちなみにこれは第56話でも描かれていた回想シーンです。これまでパズルのように断片的に描かれていた7度目の人生ですが、今回の話でやっと全体像がつかめましたね。
簡潔にまとめると、ヒリスはアクシオンやマゴらと協力して奇形人の問題を解決し平和な世の中を取り戻したものの、ガブリエルに罪を被せられて牢獄へと閉じ込められてしまい、リカルドの冷酷な言葉に何かが吹っ切れて皆殺し。そして最後は自ら命を絶つという。
冤罪さえなければ7度目の人生でそれなりに幸せになれたのではという気もしてしまいます。彼女を大切に思ってくれるアクシオンもいますから。
とにかくリカルドとガブリエルのクズっぷりがあらためて痛感できた一連の回想でした。
見知らぬ場所に
回想シーンを終えてヒリスが目を開けると、そこは綺麗な景色に囲まれた場所でした。
7度目の人生を思い出して悲しくなっているのかヒリスは涙を流しており、そして目の前にはピンクの髪の女性がいるという。
その女性はヒリスのことを最後のイノアデンの子と呼んでいました。
一体そこはどこなのか、そして目の前の女性は誰なのか。その容姿や発言から考えるとイノアデンの先祖でしょうかね。
7度目の回想シーンに入る前は、第112話でアクシオンがヒリスのことをベルゼットの空間と呼ばれる場所にある棺桶に入れていました。
おそらくこのシーンはその棺桶で眠りながら見ている夢の中なのかもしれませんね。
この後どんなやり取りが交わされるのか気になるところです。
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