ピッコマで公開されている「もうこれ以上愛さない」のネタバレと感想になります。
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「もうこれ以上愛さない」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【38話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
家出の真相
荷馬車から出て来たルビエルとリュディガーを見たネバエは、やっぱりと言った。
そして、リュディガーに問いかけた。あなたのしていることは高位貴族の拉致犯になり、どれほど危険なことをしているのかと。
すると、彼は契約書を交わしたから心配はないと答えた。
彼から渡された契約書を見てみると、そこにはこう書かれていた。
リュディガー・トルベンはルビエル・ソレーヌの自発的なヴィンフリート行きとその後の生活を1か月支援し、その見返りとしてソレーヌ家の家宝の名刀を1つ受け取ると。
そして、契約はリュディガーが剣を受け、ソレーヌが無事に家に戻るまで有効だとされていた。
契約書を呼んだネバエは、呆れた顔をした。
彼は自分の身を守るためにも、徹底していたのだった。
リュディガーがルビエルを家出の手助けをすることに、どれだけ苦労したのかはわかる。しかし、彼に責任を問わざるを得ないのだ。
あなたが私を裏切ったのはさておいて、言いたいことが多そうですねとネバエは言う。
そして、ルビエルの方を見ると、彼女はネバエの顔色を伺っていた。ネバエがルビエルに近づくと、彼女は咄嗟に腕をあげて顔を覆った。まるで、ぶたれるのから守るかのように。
もしかして、ソレーヌ侯爵夫人があなたをぶったことがある?とネバエは聞いた。ルビエルは黙ったまま、肯定も否定もしなかった。
ネバエはだからルビエルを憎むことはできない…とポツリと言った。
彼女は愛も虐待も受けた。もう1人の被害者である子供を咎めるなんてできない。きっと、彼女もソレーヌ侯爵家から抜け出したいという気持ちは前から持っていたはずなのであった。
ルビエルの気持ちを察したネバエは、彼女のことをぎゅっと抱きしめた。
そして、今日からは私の馬車で一緒に過ごすのはどう?と、ネバエは彼女を受け入れるのであった。
ルビエルを助けた理由
ネバエはリュディガーと2人きりになると、彼は家出の手伝いをしたこと、この間ネバエに嘘をついたことに対して謝罪をした。
彼のことを基本的な常識はある人だっと思っていたネバエは、なぜルビエルを助けたのか気になっていた。
ネバエはその理由をリュディガーに聞くのであった。
少し前のこと。
一部始終をアーレントに話すと、さすがの彼も戸惑っていた。そして、面倒なことが嫌いなリュディガーがそんなことをするなんて不思議に思った。
どうやら、ルビエルはリュディガーの心を掴んだようなのであった。
時は戻る。ネバエはリュディガーにルビエルを助けた理由は同情なのか聞いた。
同情せざるを得なかったと答えるリュディガー。元々ルビエルのことを愛情をたくさんに受けた子供だと思っていたが、そうでなかったことに気付いたのだと。
同情でこんな苦労をしてまで手助けするなんて、リュディガーがこんなに情け深い人だとは思わなかったと話すネバエ。そして、ルビエルを助けてくれたことにお礼を言った。
そして、ネバエはこう話を続けた。
取引の内容を少し修正する必要があります、どう考えてもこんなことで家宝を譲り受けるのは違うと思うんですと言うと、ニコリと笑うのであった。
救われた言葉
リュディガーとの話を終え、ネバエが馬車に戻ると、そこにはアーレントと眠っているルビエルがいる。
ルビエルは荷馬車の生活がよほど大変だったのか、馬車で横になるなりすぐに眠ってしまったのだとアーレントは言う。そして、私は子供が大好きだからこの事件のことをあまり嫌に思っていないけど、君はそうではないようだねと。
ネバエから一気に笑顔が失われていたのだ。
すると、またあなたに借りができてしまったと思っただけと答えるネバエ。
寝ているルビエルを見てこう思った。彼女のことは憎めないが、かといって無条件に愛せるわけでもない。
ネバエはこう言った。
ヴィンフリートにいる間は、私がルビエルを連れています。少なくとも姉ならそれくらいしないといけないからと。
言い換えると、それ以上は何もしないということ。それはアーレントに伝わっただろう。彼が失望してもしょうがないと思った。
しかし、彼は君はいい人だねと言ってくれた。長い間報われなかったから、保守的な考えになるのは仕方がないことだよと。善良な人になる必要はないんだ、君はもう強みが溢れるほど立派なのだから。
彼のその言葉を聞くと、ネバエの瞳からは涙が流れるのであった。
【38話】感想
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