ピッコマで公開されている「皇帝の子供を隠す方法」の感想と考察になります。
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「皇帝の子供を隠す方法」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【74話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ダフネの提案
カイゼンに対して自分を側室に迎えてくれないかと突然提案してきたペルジャン王国の第三王女ダフネ。
その提案にカイゼンの表情は険しくなり即断っていました。あまりにも図々しい話に不快感を感じているように見えますね。
ただやはりペルジャン王国側としてもタダで側室に迎えて欲しいというわけではないようで。
見返りとして両国間の国婚を前提とした独占貿易が可能なのだと。国境が海と山に囲まれて入国が容易ではないペルジャン王国において、ラスティエル帝国だけのための直通航路を開通してくれるのだとか。
これは帝国の利益のことを考えればこれ以上ないほど好条件で、カイゼンはひとまず答えを保留にしていました。
う~ん、異常な好条件というのも怪しいですし、この件は中々面倒な話になりそうな気がしますね…。
背後にあるのは
ダフネが提案してきた側室の件について、カイゼンはその背後にあるものに気づくことに。
それはレストン公爵家とは敵対する勢力の貴族家。彼らが裏で手を引いているよう。
テオールが皇太子となりアステルが皇后の地位についたことで、彼らはレストン公爵家が力を増すことを恐れているみたいですね。
だからペルジャン王国から王女を側室として迎えることによって、アステルやテオールのことを牽制しようとしているのでしょう。
第71話の時点で他国から突然使節団がやってくるという話があり、個人的にはレストン公爵なんかがまた悪さをしているのではとも考えましたが、むしろ真逆だったみたいです。
明らかな好条件でもカイゼンが答えを保留にしたのは、裏で動いている彼らの存在を懸念したからでしょうか。
もしくは皇后であるアステルのことを気遣ったということもあるのですかね?アステルは気にしないでしょうが、通常は側室の存在は皇后にとって煩わしいものだと思うので。
彼の心情とどういう決断を下すのかに注目したいところです。
積極的なアプローチ
それからダフネは客人用の宮殿へと案内されてしばらくの間帝国へ滞在することに。
滞在中の彼女はやたらとカイゼンの前に現れては話しかけ、少しでも距離を詰めようとしてくるという。
積極的すぎるアプローチですね…。厄介です。
カイゼンは煩わしそうにしながらも客人を無下に扱うこともできないようで、適当にやり過ごしつつ逃げ回っているよう。
そんな光景を見たレストン公爵は何とかしろとアステルに命じてきましたが、彼女はあまり気にしていないみたいです。彼女の性格なら妥当ですね。
レストン公爵としてはテオールを次期皇帝に置くためにも邪魔になり得る側室をどうしても阻止したいのでしょう。
アステルのほうが本心でどう思っているかは気になるところ。本当は少し嫌だったりするのではとも。
とりあえずしばらくはカイゼンが上手く立ち回ってダフネのアプローチを回避して欲しいものですね。
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