韓国漫画の感想考察(※ネタバレあり)

【ネタバレ9話】花は舞い風は歌うの最新話のネタバレと感想!最終話の結末まで更新

ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。

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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。

【9話】ネタバレ

ビセンテが犯人を見抜いた理由

ビセンテが突き止めた失踪事件の犯人集団のアジトに、首都警備隊がやって来た。

警備隊はビセンテの指示で騎士ベロンに案内されて来たようだ。

アジトではビセンテが殺した男が一人倒れており、警備隊の分隊長であるアンハッドはジーっと現場を見ている。

アンハッドの睨むような視線には、ビセンテのことを良くは思ってないという気持ちが伝わって来る。

ここが犯人の根城だと見抜いた理由をアンハッドが質問すると、血の匂いを辿って来たのだとビセンテは答えた。

それ以外にも、射撃場の的の裏に最近できたと思われる血痕があったこと、また景品交換所が男女で受け取り場所が違うこと。

それらのことを怪しく思い、犯人たちを見つけるに至ったのだと説明する。さらに一連の事件の首謀者がゲシュレルにいると吐かせたことも伝えた。

するとアンハッドは、カーターが絡む首謀者と言えばドライアンですかな?と言う。

図星なのか、カーターは何も言うことが出来ないのであった。

父に似ている

拘束されるカーターにも言いたいことがあるようだ。ビセンテが仲間を殺し、殺人罪ではないかと訴えて騒いでいる。

ビセンテは特に反論することはなく冷静であり、そして自身がこれ以上本件に関わるつもりはないと言う。

今回首を突っ込んだのは、あくまでも母のベルンハルト公爵夫人が狙われたからだと。彼女の名前にアンハッドは目を見開いて驚いた。

続けてビセンテは、首都警備隊に逆に質問があると言う。

もし万が一警備隊の管轄であるこの首都で自分の母が消えていたら、許されるべきではありませんよね…?と。

警備隊に対して強気な態度をとるビセンテに、ピリッとした空気感が漂う。

アンハッドは怒りを感じてグッと拳を握るも、正当防衛を認めますと一言いうのだった。

ビセンテは軽く会釈をしてその場を立ち去る。

すれ違いざまにアンハッドは、ベルンハルト公爵によく似ておいでですねとビセンテに言うのだった。

ビセンテの罪は

アンハッドの部下ケントは、ビセンテは人を殺したわけで法廷に引きずり出すべきではと主張する。

しかしアンハッドとしてもビセンテの存在は面白くないが、正当防衛を認めたのには理由があった。

まずビセンテは見習いだが騎士であり、殺人罪が適用されない可能性が高い。

さらに母のベルンハルト公爵夫人は権力のある家門フィサリーデの出身であり、その兄であるフィサリーデ侯爵は35歳ながら宮内庁長官に任命された男だ。

そのような者を相手に法廷で戦うのは難しいと考えたのである。

ただアンハッドはそのような権力を持つ者を面白くは思っていない。栄枯盛衰はこの世の常であり、落ちるのを待とうじゃないかと言うのだった。

返り血を浴びた服

犯人たちのアジトから帰る途中のビセンテは、服に返り血を浴びていることを気にする。

戻ってから着替えてもよいのではとベロンは提案するが、ビセンテは血の付いたその服を母エルセラに見られたくはなかった。

母上に見られては混乱させてしまうと。

母を気遣っているビセンテを見て、ベロンは驚いているようだ。

そして彼らは服屋を探すのだった。

エルセラの嫌な予感

エルセラは雨の日、部屋で一人で過ごしていた。

そして、ハルゼンから聞いた、カルテン公爵がコンラッド王国へ向かうという話を思い返していた。

というのもエルセラの転生前にコンラッド王国との会談に向かったのはパンテッツ伯爵であった。

転生前と後で周囲の出来事が変わっているのである。

彼女のいるグラニア王国とコンラッド王国の関係は決して良くはなく、戦争が起きても不思議ではない。

丸く収めるには穏健派のパンテッツ伯爵が適任のはずだが、カルテン公爵が向かった今、エルセラは戦争の可能性をますます心配していた。

もちろん戦争が起きれば息子のビセンテが戦争に駆り出されてしまうからである。

彼女が頭を悩ませていると、メイドのリエンがお茶を持って来てくれた。

用意されたお茶をまじまじと見つめるエルセラ。彼女はふと嫌な予感を感じたのだ。

前世で死んだときは、突然吐血をして、日に日に体が弱っていったのである。その時は毒殺の可能性が低いとは言われていたものの、結局原因は分からなかった。

私の病名は一体何だったのかしら?

エルセラはそのように思い、不安を感じるのだった。

【9話】感想

警備隊やその分隊長のアンハッドが、ビセンテのことを嫌っている理由があまり描かれていませんでしたね。

権力ある者が衰退するのを待とうじゃないかというようなことを言っていたので、単純に権力者が嫌いなのでしょうか。

アンハッドの心情はまだちょっとわかりかねますね。

エルセラはカップに注がれたお茶を見て嫌な予感を感じていました。自分がなぜ前世で死んだのか不明なままなので、毒を疑っても無理はないですね。

前世での死の真相が気になるところです。

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