ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【51話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ビセンテの母に対する指摘
エルセラはビセンテにパーティー会場の外へ連れ出され、バルコニーで2人で過ごしていた。
しばらく沈黙が続き、ビセンテは不機嫌そうな様子である。
そんなビセンテの感情を察したエルセラは、ごめんね…と謝った。
パーティーが好きではないビセンテを連れて来てしまったことを申し訳なく思っているのだ。
するとビセンテが口を開く。オリビアのダンスを断ったのは自分のせいであり、母が謝罪することではなかったと。
さらにビセンテは、身分に相応しい振る舞いをするべきだということをエルセラに言う。
彼女はベルンハルト公爵夫人でありフィサリーデ侯爵家の令嬢でもあった人物。王妃がいない今、彼女は最も尊い女性なのである。
だから”母”として謝罪するべきではなかったというのだ。
息子からの指摘に対して、エルセラはしばらく言葉を失った後、ごめんね…とまた謝った。
するとビセンテの母に対する指摘は止まらない。
ごめんねという言葉も今後言わないで欲しいという。事あるごとに顔色を伺い、何かあればごめんねという言葉で解決しようという母の振る舞いも気に入らなかったようだ。
それは罪悪感を洗い流すための手段でしかなく、謝られるほうは釈然としない。気が楽になるのはお母さんだけですよと。
そのように言い、ビセンテは畳みかけるように本音をぶちまける。
予想もしていなかった息子の厳しい言葉に、エルセラは激しく動揺するのだった。
大粒の涙
息子の厳しい指摘を受けて、激しく動揺するエルセラ。
これまで自分がやってきたことは、自分が楽になるためだけの利己心でしかなかったのだろうかとも思い、彼女の目には自然と涙が溢れてくる。
それなら私はどうするべきだったの…?教えて…どうするべきだったの…?
そう言いながら、エルセラはポロポロと大粒の涙を流し始めた。
彼女はビセンテから嫌われていると自覚しながら、申し訳ないという罪悪感を感じながら、許してもらいたいという気持ちもどこかにあって母として出来ることを一生懸命やろうとしていたのだ。
思いがけない母の泣きじゃくる姿に、ビセンテは動揺する。
自分のことが大嫌い…こんなお母さんでごめんね…と弱々しい声で言うエルセラに対し、ビセンテは何も言ってあげられないのだった。
【51話】感想
まさかビセンテがここまでハッキリときつい言葉を浴びせてくるとは…。楽になるのはお母さんだけですよなんて言われてしまったら、そりゃエルセラは泣いてしまいますよね。
自分が楽になりたいから謝っていたわけではないと思いますが、エルセラ自身も分からなくなってしまったのか、自問自答することに。
それから大泣きする母にビセンテも戸惑うという状況で、中々収拾がつかないことになってしまいました。
2人の関係改善はそう簡単にはいかないようです。もどかしい…。
あとおそらく一緒に帰るはずであろうアドラが気の毒です。馬車の中がどんな空気になってしまうのか、侍女という仕える立場になって考えると恐ろしい。
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