ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【46話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
前世からの変化
エルセラが夫ハルゼンの過去の行動を思い返し、彼が一度だけ通常より早く帰宅したときのことを思い出した。
それはエルセラが初めてビセンテの教育に口を出した日。ハルゼンの許可なしに授業の数を減らしたときのことである。
彼は早くベルンハルト邸に帰って来て、ビセンテの教育方針についてエルセラと2人で言い争いをしたのだ。
そしてエルセラは、小さな変化により前世からシナリオが変わっていることを痛感する。全ては自分がビセンテに関心を持ったことから始まったと。
彼女がビセンテの教育に口を出したことによりハルゼンは早く帰宅し、その影響でパンテッツ伯爵も貴族会議から早く帰宅した。その結果、パンテッツ伯爵は娘エリシアの愚行を目にして、ビセンテとの婚約話が破綻したのである。
逆にエルセラはかすかな希望も感じた。
過去から変わり得るということは、自分が死ぬことなく戦争も起きずに長生きして、ビセンテと皆が幸せになった姿を見ることも出来るかもしれないと。
彼女はそんな理想の未来を頭に思い描くのだった。
意味深なカルオンの質問
カルテン公女のところには行かないのかとカルオンが聞くと、カルテン公爵が王宮から戻ってきたら挨拶しに行くつもりであると答える。
カルテン公爵夫人とは親しくないため、今すぐ行くのは気が進まないと。そしてその前にビセンテには他の人たちと交流を深めて欲しいという思いもエルセラにはあるようだ。
それならばカルオンはエルセラをダンスに誘う。
手を取り合い踊りながら、2人は昔の思い出話を始めた。
エルセラが王子様と結婚したいとカルオンにせがんでいたこと。それは14歳の時の話だが、いざ王子と対面すると、エルセラの理想が打ち砕かれたこと。
金髪で優しい王子を想像していたわけだが、実際に顔を合わせた王子は赤髪の優しくない王子だったのだ。
そのような笑い話のようなことを話すエルセラ。
するとカルオンは何か意味深な表情で、今からでも叶うならどうする?と聞いて来る。王子じゃなくても金髪の優しい貴族で君の理想のタイプの男を見つけてあげると。
大真面目な表情でそう聞いてくるカルオンだが、エルセラは結婚していてハルゼンという夫がいる。
私が既婚女性だということを忘れましたか?と適当に答え、エルセラはまともに取り合うわけもない。
しかし冗談を言っている雰囲気でもないカルオンは、今の結婚生活は幸せなのかとエルセラに聞いてくる。
予想外の質問に一瞬驚いた様子のエルセラだが、彼女はハルゼンのことを思い浮かべながら、良い夫だと答えた。
ハルゼン以外の夫だったら自分は捨てられていただろうと。自分のことを大切にしてくれるから彼のことが大好きだとエルセラははっきり言う。
そんな返答に何を感じたのか、カルオンはエルセラの顔を見たまま少し黙り込んだが、お兄様…?とエルセラが声をかけると、そうなんだ!と言って彼は微笑むのだった。
無意識の笑顔
カルオンとエルセラが2人で踊っているのを、少し遠くからビセンテとラセリオンが一緒に見ていた。
叔母さんは今日も綺麗ですねと言うラセリオンに、素っ気ない返事をするビセンテ。
でも笑ってましたよ!とラセリオンが言う。叔母さんが綺麗だからお兄さんも笑ってるのかと思いましたと。
その言葉に、ビセンテはハッとした表情を浮かべる。
どうやら彼はエルセラのほうを見ながら笑顔になっていたことを自覚していなかったようだ。無意識に笑っていたようで、ラセリオンに言われて初めて気づいたのである。
少しの間黙り込んだビセンテは、ただ他の考え事をしていただけだよ…と言うのだった。
【46話】感想
エルセラがビセンテに関心を持ったことにより、結果的に彼の婚約相手が変わるという変化が発生したようです。
しかし逆に明るい未来が訪れるようにすることも出来るのではとプラスにもとらえていたので、それは良いことかもしれませんね。
カルオンの意味深な質問は少し不気味でしたね。もし結婚生活に不満だとエルセラが答えていたなら、ハルゼンと別れさせて他の男を用意しようとでも考えていたのでしょうか。
幸せだとエルセラが答えたときのカルオンの反応も、うまく言葉では言い表せないような複雑な表情で、未だに彼の心情は謎なところが多いです。本当にただ妹のことを心配しているだけなのですかね。
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