ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【25話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ハルゼンの本心
ハルゼンは、昔先代の公爵である父に言われた言葉を思い出していた。
敵の多い家柄だから、たかが女などに左右されないようにという言葉である。
そんな父の教えにハルゼンは従っていたわけだが、実は心の中ではエルセラのことを愛していた。
ハルゼンが戦争に出て長期で家を空けていた時、ジェローム・パッシェンはエルセラに言い寄っていた。そのことを伝え聞いたハルゼンは激しい怒りを覚え、それからその感情が何なのかを向き合うようになった。
ある時からエルセラは涙を流してばかりで精神が不安定になっていく。その理由が分からず、ハルゼンはもどかしい時を過ごした。
愛している。
そんな言葉を正直に伝えようかとも考えたが、もしそれを伝えたとしても、彼女も同じ言葉を返してくるだろう。妻という立場上そう答えるに決まっている。
ハルゼンはこれまで感じたそのような想いを一人思い返しているのだった。
自分の感情に戸惑うビセンテ
一方でハルゼンの執務室から出たエルセラは、その場でポロポロと涙を流す。
そんな彼女の目の前にはビセンテがいた。彼は両親の話を部屋の外でこっそりと聞いていたようだ。
息子の顔を見た瞬間に、どうして自分はこの子に愛情を注いであげられなかったのだろうかとエルセラは激しく後悔した。
それでも彼女は何事もなかったかのように平静を装い、また今度話しましょうと言ってそそくさと自分の部屋に帰っていく。
そんな母の後ろ姿を見ながら、ビセンテも何かを思っているようだ。彼は何も言わずエルセラの後ろをついて行き、彼女を部屋まで見送る。
母親の悲しむ姿を見てなぜ可哀想だと思ってしまうのか。これまであんなに冷たかった母なのに。なぜ今さら…
ビセンテはそう思い、自分の感情に戸惑っていた。
自分の感情がよくわからないが、今は母に悲しんで欲しくない。
そう思ったビセンテは、エルセラの部屋のドアの前に立ち、泣かないでください…と一言声をかけるのだった。
【25話】感想
結局ハルゼンはエルセラのことを本当に好きだということですね。家門のための結婚などではなく。
この物語の中で、ハルゼンの本当の気持ちが描かれたのは今回が初だと思います。出会った頃にエルセラに惚れているのかなと思わせる描写はありましたが、言葉では説明されていなかったので。
それからビセンテも自分の感情に困惑しつつ、悲しむエルセラを可哀想だと感じているようです。
なんだかんだ夫からも、そして今は息子からも大切にされているようなので、もちろん切なさもありますが少しほっこりしました。
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