ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
エルセラの頼み
エルセラは、信を置ける者でかつ広域的に動ける者を用意してほしいと言う。
何を頼むつもりなんだ?とカルオンが聞くと、エルセラは黙り込んだ。前世で自分が死んだ病気が何かなんて正直に言えるわけがない。
結局エルセラは彼女の目的を明かすことはなかったが、カルオンをその頼みを受け入れてくれて、条件を満たすものを選定して送ってくれると言う。
ただ危ない橋を渡る真似はやめるように彼は言う。私がここまで上りつめた理由を忘れていないだろう?と。
その理由が具体的に話されることはなかったが、当然エルセラも分かっているようで、もちろんです!と答えるのだった。
グラニア王国とコンラッド王国
それから2人は政治に関する話題について会話する。
領土問題のためにカルオン公爵がコンラッド王国に赴いたことについて。カルオンも驚いたようだが、パンテッツ伯爵が事情により行けなくなり、カルテン公爵が代わりに志願したのだと。
パンテッツ伯爵が行くべきだというのはカルオンもエルセラも同意見のようだが、不安を感じているエルセラに対し、カルオンはまだ楽観的なようだ。
コンラッド王国よりはグラニア王国のほうがまだ力関係で優位であると。
しかしエルセラは戦争が始まるのではないかということを真剣に心配している。
コンラッドはグラニアが保有するアズレルという領地をこれまで再三要求してきた。アズレルは両国の境界にある地域であり、コンラッドの始まりの地でもある特別な場所だ。
またコンラッドはグラニアに比べ積極的に他国と交流し、商圏も拡大している。
コンラッドはいつまでも弱小な国ではなく、いつ戦争が起きてもおかしくないとエルセラは考えているのだ。
カルオンはその話を受け、彼のほうでも調べてみると言うのだった。
国王がアズレルを自らアズレルを返すつもりはないのだろうかとエルセラが口にすると、カルオンの表情は険しくなり、本気で言ってるのか?と言う。
売国奴だと思われるから他ではそのようなことを言わないほうがいいと彼は忠告する。
兄はどう思うのかとエルセラが聞くと、グラニアには神がいないから常に正しい選択をしているとは言えないだろうと答えるのだった。
一方ビセンテのほうは
エルセラとカルオンが2人で話している間、ビセンテはフィサリーデ侯爵邸の中を見て疑問を感じていた。
フィサリーデの使用人たちは皆若く、あんなに若い頃から雇われるものだろうかと思っていたのだ。
たしかにフィサリーデは他の貴族とは一線を画する雰囲気がある。
母上に聞いてみるかと彼は思うのだった。
そしてそんなビセンテのことを何者かが見ていた。柱の陰には彼のことをジーっと見ている女の子の姿があるのだった。
【12話】感想
カルオンとエルセラは兄妹で真剣な政治トークをしてました。国王が自らアズレルを返さないのだろうかとエルセラが言った時、険しくなったカルオンの表情が印象的でした。
やはりフィサリーデ家は国王と親密な関係なので、カルオンとしては聞き捨てならなかったのでしょうか。彼の心情が気になりますね。
そしてビセンテのことを陰から見つめていた女の子。彼女は一体何者なのか、重要人物そうな感じもします。
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