ピッコマで公開されている「暴君の保護者は悪役魔女です」のネタバレと感想になります。
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「暴君の保護者は悪役魔女です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【21話】ネタバレ
クレーテの決断
外でスノウと一緒に無邪気に走り回るティータと、それを窓から見ているクレーテ。
彼女はティータのことで頭を悩ませていた。小さい頃はあまりにも聞き分けの良い子だったから、あの子の将来で頭を抱える日がくるなんてと。
彼がこうなったのは私とこのべロスの地のせいかもしれない。
そう思い、環境を変えるためにティータには都市で豪華な生活をさせようと決断したのだ。
大きな人物を育てるのに小さな場所にこもっていてはダメだと。
そしてクレーテがエドモンドにそのことを話すと、彼はティータの辛い思い出が蘇らないか心配しながらも、なんとなく彼女の主張も理解しうなずいていた。
そこにその話を聞いていたティータが現れる。
俺は都になんか行きませんよ!と断固拒否したのだ。
ティータの心情
あんなところに行ったって後ろ指さされるだけ。どうして執事の夢をそんなに反対されるのか理解できません。
ティータはそのように話す。そしてそれだけではなく、自らの境遇についても口にした。
俺は貴族ではないし皇族として認めてもらえてない。俺みたいな中途半端な存在には選択肢だってそう多くないはずですと。
そのようなティータの主張にクレーテは、あなたの自分像ってそんな感じなのねと見透かしたように話始めた。
誰よりも明るく天真爛漫で美しい俺。
だけど俺の心の中には誰にも理解できない深い傷がある。誰もが明るく振舞う表向きの姿だけで俺を判断し、俺の抱える苦しみには関心すら示さない。
いいだろう。それならば…俺もお前たちにトゲを立てるまでだ。
こんな感じでしょ?と見え透いた表情を見せるクレーテ。
そしてティータは、何を言ってるんですか!と否定しながらも顔を真っ赤にして動揺している。
ティータの心情はまさにクレーテが話した通りで、見透かされて恥ずかしさでいっぱいになったのだ。
するとクレーテは立て続けに、新たなコンセプトを提案した。
次はそうね…氷の城に閉じ込められて生きているけど、誰よりも自由を夢見る病弱な美少年っていうコンセプトなんかもいいんじゃない?
クレーテはちょっとティータをおちょくるかのように話すのだった。
赤面のティータ
クレーテの提案をティータが受け入れるわけはなく、人に気持ちを勝手に決めつけないでください!と声を荒げる。
ティータはただ今みたいにクレーテとエドモンドと3人で暮らしていたいのだ。
どちらも譲ることなく口論は続き、エドモンドが止めに入るも、俺は都には行きたくありませんと言い残してティータは自分の部屋に戻るのだった。
思春期って何なのかしらね…と呟き、ため息をつくクレーテ。
一方のティータは自分の心情をクレーテに言い当てられたことを恥ずかしがり、部屋でドスドスとベッドを殴って暴れていた。
顔は真っ赤になり、落ち着いてはいられない様子だ。
何でバレちゃったんだろう?せめてバレたのがエドモンドさんならここまで恥をかかなくても済んだのに!
そう思い、バタバタと暴れるティータであった。
【21話】感想
思春期って難しいですね。そしてまさかティータの心情を全てクレーテが言い当ててしまうとは。笑
きっとティータも恥ずかしくて居ても立っても居られなかったことでしょう。
とりあえず都に行く話がどういう結論に至るのか気になるところです。
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