ピッコマで公開されている「悪女を殺して」のネタバレと感想になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【34話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
元の世界でのエリス
ランドール地方に向かう馬車の中。エリスは元の世界についてアナキンに話した。
自分の住んでいた世界はここよりもずっと発展したところで、宗教も自由、魔道工学ではなく科学、そして身分制度がなかったと。
そして、その世界にいた時の私はエリスと違って貧しくて平凡であり、両親と弟の4人家族であった。
あの時は家族のことを嫌だと思っていたが、今考えてみるとかなり穏やかな家庭だったのだと言うエリス。そして、家族を嫌った理由は両親が弟を偏愛し、自分が差別されていたように感じたからだと。
差別されてもいい子供なんていないし、今でも両親のことを許していないエリス。しかし、どんなに憎んでいても会いたいと思うし、私が失くしてしまったものを取り戻したいのだとエリスは話した。
エリスの話を聞いたアナキンは、そうですかと言うと少し微笑むのであった。
ランドール地方
ランドール地方に到着すると、宿にやって来たエリスとアナキン。宿の亭主は2人を新婚だと勘違いしていた。
部屋に通されたエリスの元に、従業員である女の子がやって来た。
彼女からランドール地方の名物を湖と夜市だということをエリスは知った。
一方、フィブリスが目を覚ますと、メテウス神官がのぞき込んだ。フィブリスが外で倒れているのを見つけ、家の中に運んできてくれたのだと言う。
エリスとの会話を思い出すと、なぜ自分が手に入れたい女性たちはみんな去ろうとしてしまうのかとフィブリスは考えるのであった。
フィブリスの過去
フィブリスの母は若く将来を期待された踊り子であった。
彼女は苦難の末にフィブリスを産んだが、その代わりに持っていたものをすべて失ってしまった。
フィブリスが子供のころ。お前さえ生まれなかったら人生は壊れなかったのにと母に罵られてきた。そして、母が自分を置いてどこかに行ってしまうのではないかと不安であった。
大きくなったフィブリスは母の負担を減らすため、神官になる道を選んだ。
しかし、彼が家を発つ前日に母は自殺をしてしまうのだった。あの日、自分が側にいたら何か変わったのかとフィブリスは自分を責めた。
そして、フィブリスが街でエリスに初めて会ったとき。
彼女を見て自分の母を思い出したと言ったら、あなたは信じてくれるのかな?と思うのであった。
【34話】感想
エリス自身の話を聞いたアナキンが少しうれしそうな表情をしていたのが印象的でした。
また、フィブリスの過去が明かされました。エリスとは異母兄弟のフィブリスの母は踊り子だったようです。ミジェリアン侯爵の娘として育ったエリスに対して、おそらく父も母の愛情もなく育ったフィブリス。なかなか複雑な幼少期を過ごしていたようですね。
フィブリスはエリスに特別な感情を抱いてそうでしたが、自分の母と彼女を重ねていたことが今回わかりました。
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