ピッコマで公開されている「悪女を殺して」のネタバレと感想になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【20話】ネタバレ
元の世界に戻る方法
「因果律」とは本来の世界が生命に与えた任務を完遂させるために作られた法則のこと。
世界はとても精巧な機械のように、1つ食い違えば連鎖的に壊れてしまう。
それを防ぐために因果律が存在し、それを壊すには大きな代価が必要なのだとメデイアは説明をした。
そして、因果律が定めた任務を完遂すれば、死ぬことが出来ると。そして、エリスの任務はたった1つであり、ヘレナを殺すことである。
ヘレナを殺せばエリスは死刑となる。結局、自ら死に向かわなければならないのであった。
そして、メデイアは話を続けた。
この世の魂が死ねば、この世でまた転生するのが道理である。しかし、魔女はその法則を曲げて壊すことが出来ると。つまり、いくつかの供え物さえあれば、エリスがこの世界の任務を終わらせるとき、元の身体に戻すことが可能なのだと。
そして、その供え物は今の段階ではわからないのだと付け加えた。
また何かわかったら連絡するから、今度からは鏡を持ち歩くように言うメデイア。そして、身の危険を感じたら大きな鏡を探すようにエリスに念押しをするのであった。
秘密を明かすエリス
メデイアとの会話を終え、1人ベッドに座るエリス。1度に多くの情報を得たため、どっと疲れるのであった。
エリスは屋敷に戻ってきてからアナキンに会っていないことを思い出すと、彼の名前をつぶやいた。
すると、お呼びでしょうかと部屋の中に入ってくるアナキン。
小さい声を聞き取ったアナキンに、メデイアとの会話も聞かれていたかもしれないと焦るエリス。
彼はエリスの前に跪くと、騎士の最も重要な資質の1つは主人の秘密を漏らさないことだと言う。
つまり、アナキンはさきほどのメデイアとの会話を全部聞いていたということであった。
あんなにも小さい声を聞き取ることができる者。
あなたはソードマスターなの?とエリスが尋ねると、そんなところだと曖昧に答えるアナキン。気配は読めるが剣気発現は不完全だから、ソードマスターとは言えないのだと言う。
エリスはさっきの話を聞いてどう思った?と尋ねた。すると、ご主人様はこの世界の人間ではないのですか?と聞き返すアナキン。
正確に言えばエリスではなくその中の私がここの世界の人間ではないと打ち明けた。
すると、私は元の世界に戻るための手伝いをすればいいのですか?とアナキンは尋ねた。
エリスが魔女と内通し、さらに異邦人であることに驚きもしないアナキン。
彼は裏通りで生きていれば、この世は狂っていると思うことがよくあるのだと言う。そして、狂わなければ生きていけない所なのだと。
彼はご主人様がどんな方かは自分にとって重要ではなく、自分の仕事は変わらないのだと話す。そして、自分の仕事はあなたの命令に服従することなのだと。
彼の答えを聞いたエリスは、彼だったらたとえヘレナを愛したとしても、忠誠だけは自分に向けてくれるだろうと確信した。
そして、そんなアナキンをエリスは気に入るのであった。
いつもと違う日
この国で1番大きなスイーツのお店ラウテにアナキンを連れてやって来たエリス。
今日はいつもと少し違う日になるはずであった。
お店の中でアナキンの妹と会うと、彼女はついにメテウス神官の居場所を見つけたと告げるのであった。
【20話】感想
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