ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【100話 外伝4】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
アナキンの幼少時代
アナキン視点のストーリー。
幼少時代、孤児院で過ごしたアナキン。周りの孤児たちが新しい親の元に行くのを見るたびに、選ばれるというのはどんな気持ちだろうと疑問に思っていました。
ある日、孤児院に来た傭兵の女性に出会います。彼女はぬかるみから抜け出したければ自分で力をつけなさいと言い、木刀を作ってくれました。
これを機に騎士を目指したアナキンは孤児院を出ると入団試験に合格し、その後キンティアと出会うのでした。
予想通り辛い幼少時代を過ごしていたアナキンを知って心が痛くなりました。小説によると、彼は孤児でも珍しく、親に名前さえつけてもらえなかった子のようです。。
傭兵の女性と会ったのはこの1回きりでしたが、彼女が残した言葉と木刀はアナキンの道しるべとなったようです。この出会いがあるから今のアナキンがいるのですね。
キンティアとの出会い
見習い騎士になったとはいえ、住むところに困っていたアナキン。そこでキンティアと出会い、彼女の家に住まわせてもらうことに。
ある日、酒に酔った中年男がキンティアに乱暴しようとするところに遭遇すると、手を振りかざし家から追い出すアナキン。どうやらその男はキンティアの父親だった様子。
キンティアは自分の本当の名前はパテルで役に立たないという意味だと明かすと、だから自分で新しく名前をつけたのだと話します。
キンティアは助けてくれたお礼を言うと、2人はその後もなんとか生きていくのでした。
キンティアの本当の名前が明らかになりました。これは父親がつけた名前のようですが、本当に最低な男でしたね。
キンティアとアナキンは仲良しという感じはしませんが、お互いのよき理解者だったのではないかと思いました。
叙任式
見習い騎士になってもなお、呼ばれる名前も、生きる理由もない存在であることに、生まれなければよかったと思うアナキン。
しかし、エリスと出会ったことで少しずつ変わっていきます。
叙任式の日、エリスに選ばれ、名前をつけてもらったアナキン。
幼少時、奇跡は平凡な人々には起こらないとあきらめていた彼は、彼女の護衛騎士アナキンとなるのでした。
幼少時代辛い境遇だったアナキンがエリスに出会って、少しずつ報われていくのが泣けてきますね。
本編だとアナキンの心情はあまり書かれていなかったので、外伝で知ることができてよかったです。
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