ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【98話 外伝2】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
イアソンのその後
メデイアの元にやってきたイアソン。
何回自らの命を絶とうとしても失敗するので、メデイアに呪いをかけられたのだと考えたよう。
その話を聞いたメデイアは笑うと、それは龍たちがかけた呪いだと答えます。龍は彼らが知る最も残酷な方法で責任を問うのだと。
イアソンは龍の寿命を人間の体で耐え、誰からも必要とされないまま生き続けないといけないのでした。
龍を殺した代償に死にたくても龍の寿命が終わるまで死ぬことができなくなったイアソン。フィブリスに続いてこれも悲惨ですね…。
イアソンは小さいころから龍を殺すために人生を捧げてきましたが、それを全うしたらこんな恐ろしい龍の呪いがふりかかるとは。イアソンの傲慢なところは許せませんでしたが、これは少しかわいそうに思えてしまいました。
フィブリスもイアソンも漫画ではさくっと描かれていましたが、小説のほうはもう少し描かれていたのでそちらもおすすめです。
魔女との契約
時は遡り、エリスの体に違う魂が入っていることにエンマが気が付いた夜のこと。
彼女の前に現れたメデイアは元のエリスの魂がなぜ消えたのかを教えます。
あの日なぜエリスが泣いてたのか、誰が彼女を絶望に陥れたのか知ったエンマは、エリスを悲しませた人たちがその対価を払うようメデイアと契約を結んだのです。
そして、現在に戻り、メデイアの元にやってきたエンマは契約の代償を払いにやってきたのでした。
エンマがエリスの中身が変わったことに気づいたのは10話あたりなので、相当前にメデイアとこんな契約を結んでいたのですね。
エリスを絶望に陥れたのはアレクトのことでしょうが、復讐の対象は悲しませた人たち全員なのでミジェリアン侯爵、イアソン、フィブリスなども含まれているのでしょう。
久しぶりに10話を読んでみましたが、もう元のエリスがこの世にいないことがわかったエンマが、心をとらえるものは何もなかったのですか?と想うシーンがとても泣けてきます。
元のエリスにもエンマという唯一の理解者がいたのはせめてもの救いですね。
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