ピッコマで公開されている「もう一度、光の中へ」の感想と考察になります。
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「もう一度、光の中へ」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【30話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
イシスの昔の話
今回はイシスの昔の話。幼かったころの回想シーンが描かれていました。
この物語はアイシャの辛かった過去に焦点が当たりがちですが、イシスも同様に辛い過去を経験してきたみたいです。
あまりこの話はピックアップされていませんでしたが、イシスの実母であり前皇后は若いうちに亡くなっているんですよね。
それだけでイシスにとっては辛すぎる…。
新皇后であるアイリスが登場するわけですが、大人たちの権力争いのせいでアイリスのことは信じるなと吹き込まれたりしていたのだとか。
幼い時から大人の都合で生きづらい人生を送っていたようで、イシスが可哀そうになってしまいますね。
そういう辛い経験をしてきたからこそ、アイシャが打ち明けた秘密や前世での辛かった思いを理解してあげることができたのでしょう。
この兄妹がエルミール帝国のトップに立つ頃には、人の痛みも分かる優しいリーダーになってくれるかもしれません。
女神のような新皇后
イシスの実母がなくなってからアイリスが新皇后となるわけですが、彼女は初めから女神のような人でした。
前皇后と現皇后がいたら大体敵対関係になりそうなものですよね。
現皇后が前皇后の息子を虐めるなんて展開の作品をよく見るので。
しかしアイリスはそんなことなく、初めからイシスに優しく接してくれているみたいです。
まあイシスは大人たちの指示でアイリスと距離を取っているわけですが、それでも根気強くアプローチしてくれるアイリスが優しすぎる。
もしかしたら作中で一番女神なのはアイリスかもしれませんね。
イシスと打ち解けるときが来るのが楽しみです。
イシスと打ち解けるためには?
印象的だったイシスの気持ちの描写が、”皇太子ではなくイシスとして接して欲しい”というところ。
きっと周りの大人たちはイシスのことを将来国のトップに立つ男としか見ていなかったのでしょうね。
だから子供にも関わらず権力争いに巻き込まれたりして大変な思いをすることになったのでしょう。
イシスのこの思いは今後重要なものになってきそうな予感がします。
今のところ大人たちに言い聞かされてアイリスとは距離を取っている状況ですが、もしかしたらまさにアイリスが彼のことを”イシスとして”扱ってくる最初の人になるのでは?とか想像してみたり。
もう今はイシスはアイリスのことを信頼しているので、おそらくはこの回想シーンの中で心を開くときがくるのではないかと思います。
その時は”イシスとして”接して欲しいという彼の気持ちは重要なポイントになりそうな気がしますね。
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