ピッコマで公開されている「余命わずかの脇役令嬢」の感想と考察になります。
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「余命わずかの脇役令嬢」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【72話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
カリナ不在の場で
カリナは突然容態が悪化して倒れてしまい寝室で安静にしておくことに。
そして彼女が不在の状態となってミリアンとカーシスらの対話が再開することになりました。
さっきまではカリナがメインで話していてミリアンは基本的に黙っていましたが、言いたいことがあっても口を挟まないようにしていたみたいです。
そもそもカーシスの入城を許可したのもカリナだったので、彼女が納得のできる会話をできるように気遣っていたのでしょうね。
そんなカリナが席を外すことになり、あらためて娘を返すよう要求してくるカーシス。しかしミリアンがそれを受け入れるはずがなく。何なら激しい怒りに震えているよう。
ミリアンがこれまでの作中で一番憤慨している場面かもしれませんね。
過ちに気づいた?
娘を返すよう要求してくるカーシスに対し、カリナの余命はわずかだからそんな無理をさせたら道中で力尽きて死んでしまうだろうと答えるミリアン。
その話を受けてカーシスとインフリックは衝撃を受けているようでした。カリナの死が迫っているなど思ってもいなかったでしょうからね。
そんな重い病気を幼い頃から放置していたのは家族の責任であり、通常は親が気づくものだというウィンストンの話もあって、カーシスは自身の過ちに気づき始めた様子。
これまでのカーシスであれば何を言われても反論していたと思いますが、今回は過去を思い返しながら自問自答しているようで。さすがに自分が間違えていたと認める気になったのでしょうか。
親として気づくべき重病に気づかず、その結果娘が死にそうになっているわけですからね。それだけでなくカリナがレオポルド伯爵家でどれほど蔑ろにされ辛い思いをしていたかしっかりと理解して欲しいもの。
少しでも親としての良心が残っているならカリナに心を込めて謝ったうえで立ち去れとミリアンが要求し、カーシスらはひとまずここに滞在することに。
どんなに謝られてもカリナが彼らを許すとは思えませんが、せめて誠意は見せて欲しいですね。
ノクターンへの問い
それからウィンストンはカーシスらに同行してここに来ていたノクターンと2人きりで話をすることに。
ノクターンの登場はかなり久々な気がしますね。ウィンストンの弟子です。
そこでウィンストンは弟子に対し、お前はレオポルド伯爵家の主治医なのか、それとも末娘の主治医なのかと質問。その問いに彼は動揺している様子。
はっきり言ってアベリアの主治医というのが正しいでしょうね。第22話なんかでのカリナへの対応は酷いものでしたし、何より彼女の芸術病を知ったうえで放置していたわけなので。
ウィンストンはそのことを追及しようと弟子に質問したのでしょう。レオポルド伯爵家の主治医であればカリナの病気が分かった時点で治療する義務があると思いますから。
ノクターンが師匠からの質問にどう答えるのか注目です。
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