ピッコマで公開されている「優しいお姉様はもういないわ」の感想と考察になります。
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【14話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
大クリスタン大公の思いは
今回ノエルの祖父である大クリスタン大公の思いが明かされました。
前回の時点でもしかしたらノエルのことを大切に思っている良い人なのではという期待を勝手に膨らませていましたが、過去のエピソードを見るとちょっと微妙なところですかね…。
元々は息子の一夜の過ちで生まれた婚外子ということで、大クリスタン大公はノエルのことを孫と認めずに冷たく接していたみたいです。
ここまでだったら嫌な祖父ですよね。
ただ必ずしもノエルを嫌っていたわけでもなさそうで、祖父の愛情を弟に持っていかれると心配したノエルの兄に気遣って、ノエルには無関心を貫いたよう。
なるほど…。ノエルの兄が祖父の愛情を独り占めしたい嫉妬深い子だったのでしょうか?
そして今となっては大クリスタン大公はそれを後悔しているのだとか。孫たちを平等に愛するべきだったと思うようになったのでしょう。
今ではノエルの兄は落馬事故で亡き人となっているわけですから、残されたノエルとの冷え切った関係にますます自分の過ちを後悔しているかもしれませんね。
ちなみにノエルを後継者として認めようとしないのは、他の者から攻撃されないよう彼を守るためみたいです。
そんな大クリスタン大公の思いをノエルは知る由もなく。実際に子供時代に冷たくされたわけですから中々祖父を許すことはできないかもしれませんが、せめて祖父の後悔の気持ちが伝わる日が来るといいですね。
認められたイレン
大クリスタン大公はイレンのことを認めてくれたよう。
初めは大公妃の座が欲しいだけの女だろうと疑っていたみたいですが、根気強く訪ねて来る彼女の姿を見て、イレンにやましい気持ちは無いと伝わったみたいです。
何なら愛らしい子だと思ってもらえたようで。かなり好印象かもしれません。めげずに通い続けた甲斐がありましたね~。
自分が認める女性を結婚相手として連れてきたら大公の座につくことを認めるという話でしたが、これでノエルは認めてもらえたのですかね?次期大公として。
そこまでは言及されておらず、大クリスタン大公の意向が気になるところ。
特にその後大クリスタン大公とノエルの会話シーンなどもなく。約束を守ってくれると信じたいですね。
ノエルのいとこ
祖父の執務室を出て帰る際、ノエルとイレンは彼のいとこと遭遇することに。
そのいとこの名前はアスカルド・リキシス小伯爵。何だか嫌な雰囲気を感じます。しかも彼もまた後継者候補のようで。
これまで兄が亡くなったことでノエルが唯一の後継者という話だったと思いますが、競争相手がいたんですね…。
しかも半分平民の血が流れる婚外子であるノエルとは違って、アスカルドは純粋な貴族の血筋なのだと。そう考えると奴のほうが有力なのでしょうか…?
今回アスカルドと少しやり取りする場面が描かれましたが、露骨な態度ではないもののノエルに対する敵意がひしひしと感じられます。
ノエルが攻撃されないように守りたいという祖父の思いが語られていましたが、まさにアスカルドのような競争相手のことを言っているのでしょうね。
結婚が認められて本格的に次期大公に名乗りをあげたら、間違いなく何か仕掛けてきそうです。もちろん次期大公妃となるイレンも標的になるでしょう。
ただその可能性を知ったイレンは強い気持ちでノエルと一緒に戦うと心に決めているようでした。さすがですね。
誰よりも辛い境遇に打ちひしがれてきたノエルとイレンですから、逆風に負けずに戦って欲しいですね。
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