ピッコマで公開されている「お父さん、私この結婚イヤです!」の感想と考察になります。
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【110話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
帝国建国史に隠された真実
ベアトリーチェはいつものように皇居の地下室でファフニールと会っていました。
ここで出てきたファフニールは前回初めて登場した人間の姿。見るからに邪悪そうな雰囲気が漂っています。
それからベアトリーチェは歴史書に書かれているかつてファフニールが帝国を滅ぼそうとしたという真相について聞いてみることに。
するとファフニール曰く、彼はベアトリーチェとよく似た境遇なのだとか。
ファフニールには一人の息子がいて、その息子の夢の為に帝国を作ったらしく。これまでの話でファフニールがアシェット帝国建国初代皇帝の父だという話がありましたから、息子は初代皇帝ということになりますね。
ただ命に限りのある息子は永遠の命を求めて父であるファフニールの心臓を奪い取ろうとしたのだと。竜の心臓を食べれた永遠に生きられるみたいです。
そのことにショックを受けたファフニールは溶岩の涙を流し、その溶岩が帝国中を覆って滅びそうになったのだとか。
つまりファフニールの主張では意図的に滅ぼそうとしたわけではないということですね。これが以前第95話で触れられていた帝国建国史に隠された真実ということなのでしょう。
そして身内の私利私欲のために傷つけられたという意味では、ダリウスに利用されているベアトリーチェと似ているのかもしれません。
それぞれの思惑
それからファフニールとベアトリーチェのそれぞれの思惑が描かれていました。
ファフニールはキルケの指輪の封印によって力が弱まってこの皇居の地下室から抜け出すことができないらしく。ここから出るために魔力が必要なのだとか。
そのためファフニールはベアトリーチェに魔力を求め、さらにはジュベリアンの魔力まで奪って来いと指示してくるという。
どうやら魔法使いたちは無意識的に大切に思う人を魔力で保護してしまうらしく、ベアトリーチェがジュベリアンの魔力で保護されていたため、2人が親友であることがファフニールにバレてしまったよう。
厄介なことになりましたね…。このようなことを懸念して第108話でもう友達ではないというベアトリーチェの発言があったのでしょう。
ファフニール曰くベアトリーチェとジュベリアンの2人分の魔力があれば指輪の封印を解くだけの魔力に達するのだとか。
そんな話を受けて、指輪の主人にしてくれればジュベリアンの魔力を奪ってくるとベアトリーチェは提案していました。
皇帝ダリウスに代わってキルケの指輪の主人になるというのは、第103話で話し合われたフロエン公爵救出作戦における需要なポイントですからね。
ジュベリアンから魔力を奪ってくるというベアトリーチェですが、もちろん彼女は親友を売ったりはしないでしょう。ファフニールを信じさせて指輪の主人にさえなればこっちのものという感じでしょうか。
指輪の主人の座はどうなるのか今後の展開に注目です。
見ていたジュベリアンたち
ファフニールとベアトリーチェの会話は遠く離れたところからジュベリアンも聞いていました。
前回話にあったように魔力を共有する者は見たり聞いたりすることが分かるので、どこにいてもジュベリアンには筒抜けというわけです。
そしてジュベリアンはその光景を鏡に映し出し、一緒にいるマクスミリアンにも見せていました。
どんなやり取りが交わされているのか容易に共有できて便利ですね。これによってマクスミリアンたちがベアトリーチェをサポートできるといいです。
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