LINEマンガで公開されている「その脇役王子、私がいただきます」のネタバレと感想になります。
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「その脇役王子、私がいただきます」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【10話】ネタバレ
拳の意味
その拳は攻撃の意味か?
そう言うリヒトに、当たり前でしょ!!と心の中では思うピオニエだが、これまでの努力を無駄にするわけにはいかない。
そう思い、その拳で自分の頭を殴り、頭がかゆくて!と誤魔化すのだった。
そんなピオニエのことを不思議そうに見るリヒトだが、ふと彼女の服が汚れていることに気づく。
それはおそらく着替える前に窓枠にかけたときに埃だろうが、それを見てリヒトは少し吐き気をもよおした。その汚れた服でデザートを作っていたのかと思ったのだろう。
しかし料理をするときはちゃんとエプロンをして手を洗ってますと必死に反論するピオニエだったが、今日はそのまま帰されてしまうのだった。
リヒトの疑い
彼女が部屋を出て行った後、リヒトは少し考え事をしていた。
最初はここでの生活に嫌気がさして自ら去ることを期待していたが…挑発に乗り余計な消耗戦をするはめになってしまった…
彼は100日契約を後悔している様子である。
そしてピオニエのことを疑っていた。
裕福な国の姫がわざわざ貧しい地での生活を選ぶなど、そんな話は聞いたこともない。一体何を企んでいる…
そう思うリヒトは、過去に敵対していた者に言われた言葉を思い出す。
覚えておくんだな…我々の命が尽きようと…この剣を…覚えているものが存在する限り…その代償からは…逃れられないと…
その男は死に際にそのような言葉をリヒトに対して残していたのである。
その言葉を思い出したリヒトは、その件にピオニエが関わっているのではないかと疑い始めた。
まさか…ガルテンは数十年続く戦争の中で中立を守り続けた。「あの件」とは無関係だ。だとしたら…ただのバカなのか?
ピオニエが何かを企んでいるのか、それともただのバカのか、リヒトは頭を悩ませる。
そして彼は侍女の一人マリーを呼び何かを命じるのだった。
野いちご
厨房ではピオニエが頭を悩ませていた。
ここまで来て折れるわけにはいかないが、スイーツ作戦だけじゃ限界がある。
どうにか自分の存在をリヒトの幸せに結びつけることは出来ないだろうか。
リヒトの好きなものと言えば、剣術、甘いもの、ヘスティア。
やはり自分にできることはお菓子作りしかないじゃないという結論に至るのだった。
そう思いピオニエはアンディに、いちごよりもインパクトを残せるような材料はないかと聞くと、彼は山にある野生の雪いちごの話を教えてくれた。
雪のように白い野いちごの一種だが、苦労して山に登ったところで腹の足しにもならないから、採りに行く人は少ないのだという。
侍女の復帰
野いちごの話をしているとき、ちょうどマリーが、リヒトの愚痴を言いながら厨房に現われた。
冷血大公の相手で疲れちゃった…口も悪いし目つきも悪いし、姫はあんな人のどこがよくて…
と言いながら厨房に入って来るマリーだが、ピオニエが厨房にいることに気が付き取り乱して、焦って誤魔化す。
彼女はおやつを食べに厨房に来たわけだが、ちょうど顔を合わせることになったピオニエに、リヒトから姫の侍女に復帰しろと指示されたことを伝えた。
侍女が自分と一緒にいてくれることに喜ぶピオニエ。
そして自分に侍女をつけてくれたことに対し、リヒトが自分に心を開いてくれたのではとぬか喜びした。
実際にはマリーが受けていた指示は、ピオニエを監視すること。
彼女が何か企んでいるのではと疑っているリヒトは、一日中見張りをつけようと考えたのだ。
少しでも怪しい点があれば直ちに報告するようにと、マリーに指示しているのであった。
【10話】感想
やはりリヒトのピオニエへの疑いは簡単にはなくなりませんね。
それでもマリーに監視させた結果、怪しい点はなく彼女への疑いが晴れればいいのですが。
今後の展開に注目ですね。
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