ピッコマで公開されている「ウサギと黒ヒョウ様の共生関係」のネタバレと感想になります。
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「ウサギと黒ヒョウ様の共生関係」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【29話】ネタバレ
アヒンとビビの出会い
アヒンがビビを拾った日の話。
黒ヒョウ国の境界付近の森にいて、いつも通りオオカミ一族から襲撃される平凡な日であった。
オオカミ一族たちを始末していたアヒンは、たまたま森の中で2人の男を見かける。
彼らは、黒ヒョウに殺させるよう命じられたのだから…などと訳の分からない話をしていたのだ。
アヒンはその男たちは一瞬で始末した後、ふと彼らが持っていたかごが地面に落ちていることに気づく。
かごを開けてみたらそこには小さな子ウサギがいるではないか。それがビビだったのだ。
殺そうかどうしようか。そんな風に悩んでそのウサギをつまみ上げると、酷く怯えて泣いていた。
そしてアヒンは、面白そうだからとりあえず生かしておこうと考えたのだ。
それがアヒンとビビの出会いだったのである。
4度の奇行
場面は現在に戻り、アヒンがオオカミ獣人たちと戦っている最中に、アッシュがビビのことを咥えて馬車を飛び出した。
イブリンはアッシュを追うよう部下に指示し、そしてすぐにアヒンにそのことを報告する。突然馬車を飛び出した理由は分からないが、矢が飛んできて窓が割れたことに驚いたかもしれないとも。
その報告を聞いたアヒンは、”窓が割れた”というところに引っかかったようだ。
そしてその場をイブリンに任せて、すぐにアッシュを追うのだった。
アッシュを追いかけて走っている最中、アヒンは過去のビビの振る舞いを思い返していた。
これまでビビが見せた奇行は4回。
最初はビビがルーンのフェロモンをつけて帰って来た日。全身から漂うライオンの匂いが気に入らなくて彼が噛みつきフェロモンをしっかりとつけたところ、元気をなくしてすぐに眠ってしまった。
2回目は舞踏会でのこと。キツネ獣人の強いフェロモンに接した途端に舞踏会の会場を飛び出し、次に発見した時はルーンと一緒にいた。そしてなぜかルーンに蹴りを食らわせていたのだ。
それから3回目は、ビビのフェロモンを隠すために再び夜に噛みついてフェロモンをつけたとき。翌朝誰かの髪の毛がベッドに落ちていた。
そして4回目がまさに今である。
これらの出来事には全て共通点がある。いずれも、ビビが他の人のフェロモンに接触したということ。
そんなことを考えていると、アヒンはビビとアッシュのいる小屋へ辿り着くのだった。
小屋の中にいたのは
アヒンは小屋から血の匂いを感じ、そしてすぐに中に入った。
するとそこにいたのは傷だらけのアッシュと、それを抱きしめている見たことのない女。
彼女はアッシュを心配するように涙を流している。
そしてその女は白い髪と紫色の瞳を持っており、彼が埋め込んでおいたフェロモンのにおいがするではないか。
アヒンはすぐに彼女の正体を理解し、ビビ…と名前を口にした。
君のことを知らないわけがない。
彼はそのように心の中で思うのだった。
【29話】感想
前回の話は人間化したビビとアヒンが初めて対面する場面で終わりましたが、今回はそれをアヒン目線で描いた回になっています。
時系列的には全く進んでなくて、ちょうど前回と同じタイミングで話が終わりました。続きが気になるのに。笑
ビビ…と名前を呟いただけですが、アヒンは一体どう思ったのでしょうか。彼はビビにウサギのままでいて欲しい的なことを言っていたので、その言葉からすると好ましいことではないはずですが。
顔を合わせたアヒンとビビの次の会話が何なのか気になるところです。
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