ピッコマで公開されている「全ては勘違いだった」のネタバレと感想になります。
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「全ては勘違いだった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【19話】ネタバレ
ドルーアとの約束
ノクターンは幼かった頃の夢を見ていた。
彼がまだ幼かった頃、エドガー公爵邸でドルーアと2人でいた時のこと。
部屋の中を飛び回るコガネムシを見ているノクターンに、殺さないで!とドルーアが声をかける。
彼女はたとえ虫であっても生き物を殺すことは最低だと考えていた。
ノクターンはそのことを理解できず、たかが虫だろ?言うが、絶対に殺さないで!とドルーアは念を押して言う。
彼女の強い言葉に、ノクターンは魔法でコガネムシを窓の外に逃がしてあげた。
何であれこれからも絶対に殺さないでね!とドルーアが言って2人は指切りをし、微笑む彼女にノクターンは少し照れるのだった。
ノクターンの命を狙う者
生き物を殺さないようにとドルーアに約束させられた夢から覚め、ノクターンは起き上がる。
窓の外を見て、1日中寝ていたのか?と彼は思った。
すると突然彼に向って短剣が飛んでくるではないか。彼はギリギリのところでその短剣を受け止め、手から血を流す。
ナイフが飛んできた方向を見ると怪しげな男がドアの陰に隠れており、ノクターンはすぐに彼を捕まえて床に投げ飛ばした。
フードが脱げると、その男の正体は護衛騎士のブラーマン・ダフであった。
トロールの血を準備しておいて正解だったなと思うノクターン。ポーションも聖水も効かない彼の体には、トロールの血が唯一の治療剤である。
それのおかげで、先日聖水でダメージを受けた内傷はすでに回復したのだ。
彼がトロールの血を手にかけると、さっき短剣で怪我をした傷もみるみるうちに治ってしまうのだった。
パトシアの策略
ブラーマンは、寝ている間にノクターンを殺す計画を失敗てしまい、パトシア様の命令に従っただけですと言って許しを請う。
パトシアはノクターンの母である。彼はノクターンの催眠にかかったフリをして、パトシアの指示通り動いていたようだ。
そしてパトシアはノクターンの行動を監視するためにブラーマンを彼の護衛に付けていたわけだが、実は逆であった。
ノクターンは人の夢を通じて記憶を覗く能力を持っており、それで逆にパトシアの行動を把握していたのである。
ブラーマンは隙をついて懐から短剣を取り出すが、ノクターンは彼の動きを見抜き、魔法で彼を動けないように拘束した。
身動きが取れず苦しむブラーマン。そして、どうかお許しくださいエドガー閣下!と命乞いしてくる。
そんな彼を見て、ノクターンには幼い頃に言われたドルーアの言葉が頭に浮かんだ。
”何であれこれからも絶対に殺さないで!約束して!”
その言葉と共に、ドルーアの笑顔が浮かんでくる。
ドルーアとの約束により踏みとどまったように思われたノクターンだが、殺さなければいいんだろ?と不気味な表情を浮かべて言うのだった。
【19話】感想
以前ブラーマンが出てきたときはうつろな目をしていたので、ノクターンに洗脳されてるんだなと思いましたが、それは演技だったのですね。予想外です。
それでもパトシアの監視にブラーマンを利用していたようで、やはりノクターンは一枚上手という印象ですね。
エドガー公爵邸内のいざこざがどうなっていくのかにも注目です。
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