ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第60話 | 第61話 | 第62話 |
「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【61話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
キャラマン大公からの問いに
カイラ以外に恋人がいるか、それとも婚約を破るつもりだったんじゃないか?
そのようにキャラマン大公から問われたフェイロンは、憤って声を荒らげた。それはどういう意味ですか!?と。
カイラの危篤で悲しんでいる中、そのような疑いを向けられたのだから怒るのも当然である。
そんなフェイロンの反応を見て、少なくとも彼がカイラの敵ではないとキャラマン大公は確信した。
それからキャラマン大公は今回の騒動について、いくつか彼の知っている真相を明かした。
まず今回の魔獣出現の騒動が、事故などではなく人為的なものであるということ。ユスティナの森の東には領地民の村が存在する。つまりそこは安全地帯であるはずなのだ。
キャラマン大公がその日の午前に自らの目で確認して回ったが、結界に異常は見当たらなかった。
つまりそこに出現した魔獣たちは、何者かが人為的に召喚したものということになる。
ただの事故だとばかり思っていたフェイロンは、真実を聞かされてただ驚いているのだった。
自分にも責任が
続けてキャラマン大公は、自身がカイラに渡していた赤い宝石のリングを取り出して見せた。
それは危険な状況で自分を召喚するものだったと彼は説明する。
魔獣の襲撃を受けているときに突然現れたキャラマン大公にフェイロンは驚いていたが、それの効果だったことに納得した。
ただ実はその赤い宝石のリングが悲劇を導いてしまったともキャラマン大公は説明する。
その日それが何かを召喚するものだとエルカルから教えられたカイラは、何が召喚されるのかをフェイロンに見てもらったらわかるかもしれないと思い、彼のもとへ向かったのだと。
しかしその時ちょうどフェイロンが魔獣から襲撃を受けている最中であり、結局カイラが犠牲になってしまうことに。
それは後からキャラマン大公がエルカルから聞いた話だと言う。
結局のところ赤い宝石のリングがカイラを魔獣のいるフェイロンのもとへ導いたことになり、それを渡したキャラマン大公は責任を感じたようだ。
今回の件については私にも責任があるんだと彼は言うのだった。
フェイロンにとって衝撃的な事実
キャラマン大公はフェイロンに対し、誰かが君の命を狙っていることを肝に銘じなさい!と忠告した。
人為的に魔獣を召喚してフェイロンの狩猟エリアに出現させたということは、つまりそういうことである。
キャラマン大公は用事があるからと言って部屋を出て行こうとし、フェイロンは彼の忠告に感謝してお礼を述べた。
部屋を出る直前、最後にキャラマン大公はフェイロンにとって衝撃的な事実を言い残していく。
魔獣除けになると信じられているユスティナの目は、実際はその真逆。魔獣たちが好んで寄ってくるのだと。
かつてはユスティナの目を持ち歩き、敢えて魔獣を呼び寄せて狩りをしたこともあるくらいだとキャラマン大公は話す。
その事実を聞かされて、フェイロンは絶望に襲われた。
魔獣除けのためにとカイラにそれを渡したのは紛れもなく自分だからである。
何てことをしてしまったんだ…!と彼は頭を抱え、目を見開いて顔は真っ青になるのだった。
神への祈り
魔獣の襲撃があってから10日が経過した。
毎日神官が懸命にカイラの治療にあたっているが、未だに彼女が目を覚ますことはない。
そしてその日の治療を終えて部屋を出てきた神官から絶望的な言葉が。できる限りの手を尽くしたが、これ以上快方に向かうことはないだろうと。
フェイロンはショックを受け、そして一人カイラのいる部屋に入り、ベッドの横でがっくりと肩を落とす。
彼は母を亡くした時の悲しみを思い出していた。当時興味のなかった皇位争いのせいで彼は母を失ったのだ。
母を亡くした時でさえ神に祈るようなことはしなかったフェイロンだが、そんな彼がついに両手を合わせた。
レアナの女神よ…一度だけ最後に心から祈ります…!何でもしますからどうかカイラを生かしてください…!!
彼はそのように心の底から祈りを捧げた。
そして怒りの矛先は当然皇后へ向かう。またも望んでもいない皇位のせいでこんな悲劇が訪れたのだ。
それならば誰よりも強い力を持った皇帝となり、僕がカイラを守る!
彼はそのように強く心に誓うのだった。
【61話】感想
キャラマン大公は本当にフェイロンを疑っていたわけではなさそうですね。ただ探りを入れてみたという感じでしょうか。フェイロンが敵ではないと言うことが伝わって良かったです。
そしてフェイロンは、自分がカイラに渡したユスティナの目には魔獣を呼び寄せる効果があると知り、絶望に襲われていました。まあ自分のせいだったとなれば相当なショックですよね…。
そのことも知ったうえで皇后はユスティナの目をフェイロンに渡したのでしょう。本当に許せない奴です。
それからカイラを守るため、ついにフェイロンは強い皇帝になることを心に決めました。これからどんな展開が待っているのか楽しみです。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第60話 | 第61話 | 第62話 |