ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
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「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【60話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
トラビスとオースティン子爵の対立
危篤状態のカイラの代わりに自らがオルシエ侯爵家の全権を握るべきだと主張するトラビス。
今カイラ不在時にオルシエ侯爵家の決定権を任されているのはオースティン子爵であり、その権利を自分に移譲するようトラビスは詰め寄っているのだ。
そんなトラビスの態度にオースティン子爵は憤りを感じ、机の紅茶をバシャッとトラビスにかけて、あなたそれでも父親ですか!?と言い返す。
今まさにカイラが生死の境をさまよっているというのに、娘の心配をすることもなく家門の権限の話をするなどとても信じがたいことだ。
そんな男にオルシエ侯爵家を任せるわけにはいかず、権限の委譲は絶対にありえないとオースティン子爵は断言する。
するとトラビスは逆上し、貴様はオルシエではない!これ以上干渉するならオルシエの名で貴様を処断する!と怒鳴りつけて部屋を出て行くのだった。
なぜ娘を愛さないのか
トラビスが部屋を出て行った後、一人になったオースティン子爵は疑問を感じていた。
彼が娘であるカイラに愛情を持っていないということは知っていたが、これほど冷淡だとはと驚いたのだ。
そしてふと思ったことが。代々オルシエ家は褐色の髪色に日差しのように温かい緑色の瞳であった。しかしカイラは煌びやかな金髪とルビーよりも濃い色の赤い瞳を持って生まれた。
トラビスがカイラのことを愛さないのは外見の問題からなのだろうか。
ただどんな外見だとしても、カイラはクリスティーナ・オルシエが残したたった一人の娘。
カイラが目を覚ますまで、何としてもオルシエを守るとオースティン子爵は強く自分に誓った。
そして、やはりあの方を訪ねてみるしかない…!と一人つぶやいているのだった。
カイラが倒れて4日が経ち
カイラが倒れてから4日が経ち、フェイロンは未だに一睡もできずにいた。
愛している彼女が生死の境をさまよっているというのに眠れるはずがない。
そして魔獣に襲撃されたことを思い出してしまう。真っ白な雪原がカイラの赤い血で染まった光景がどうしても脳裏から離れないのだ。
そんな危篤状態が続くカイラのそばで苦しんでいるフェイロンのもとに、キャラマン大公が呼んでいるという報告が入った。
フェイロンはすぐにキャラマン大公の執務室を訪ねるのだった。
キャラマン大公からの問い
キャラマン大公はフェイロンに聞きたいことがあるようで、”ユスティナの目”を取り出して見せた。
これをどうして大公が持っているのですか…?と驚くフェイロン。狩猟大会が始まる前に彼がカイラに渡していたものである。
誰がユスティナの目をカイラに渡したのかをキャラマン大公は気にしていたようだが、それは自分が渡したものだとフェイロンは答える。
持っているだけで魔獣を遠ざけるという効果があるということで、元々は皇后が貸してくれていたもの。
それをフェイロンはさらにカイラに貸し、狩猟大会終了後に皇后に返すことになっていたと説明した。
するとキャラマン大公は意味深な質問をしてくる。カイラをどう思っている?と。
その質問の意味が理解できずにフェイロンが困惑していると、キャラマン大公はあらためて聞き直してきた。
カイラ以外に他の恋人がいたり、婚約を破るつもりがあったんじゃないかと聞いているんだよ!
キャラマン大公はそのように言い、フェイロンに対して鋭い視線を向けるのだった。
【60話】感想
カイラが倒れて目を覚まさないということで、トラビスとしては嬉しく仕方ないでしょうね。娘のことなんて何とも思っていないのでしょう。酷い父親です。
そんなトラビスに対し、今代理でオルシエ侯爵家の権限を持っているオースティン子爵は抵抗する意向のよう。応援したくなりますね。
トラビスなんかに負けずに、どうにかオースティン子爵にはオルシエ家を守って欲しいものです。
それからキャラマン大公はフェイロンのことを呼び出し、カイラのことについて意味深な質問をしてきました。
ユスティナの目が魔獣を呼び寄せる効果があったため、それを渡したフェイロンのことを疑っているのでしょうかね…?
そうであれば早く疑惑が晴れて欲しいです。ただでさえカイラが倒れて悲しみに暮れているのに、疑われるなんてなったらフェイロンがあまりにも可哀そうですから…。
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