ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
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「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【30話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
勘違いはむしろ好都合
ラカンの成人式は18歳になる来年であり、前世で彼は成人式後に本格的に皇位を狙うとカイラに言っていた。
今回の人生でもそれがきっかけで大きく動くのだろうか。
ラカンが勘違いしていることに関して、カイラはむしろ有難いと感じた。
信じている人に不意打ちを食らうのが一番ダメージを負うものだから。
彼女はそう思いながら不気味に微笑んでいるのだった。
そんな彼女のいる部屋を訪ねてきた者が。こんな時間にやって来たのはフェイロンだった。
彼は息を切らしており、だいぶ急いでやって来たようである。どうやら彼はカイラにプレゼントを渡したかったのだと。
それを受け取り笑顔でお礼を言うカイラだが、ふとあることに気づいた。
フェイロンが渡してきた箱は、色や梱包まで全てラカンがさっき持って来たものとそっくりなのである。
そっくりなプレゼント
フェイロンから渡されたプレゼントの箱は、なぜかさっきラカンから渡されたものとそっくりなのだ。
こんなことがあるのか…と困惑するカイラ。
そして恐る恐る箱を開けてみると、なんと中身までそっくりではないか。大きなルビーの宝石がついたネックレスだ。
デザインは似ているものの、その品質は似て非なるもの。ルビーの透明度やカッティング技術まで超一流なのだ。いくら優れた職人でもこれだけのものを作るには時間がかかる。
ということはラカンはそれを真似て後から粗悪な類似品を作ったということだろうか。
話を聞いてみると、フェイロンのそのプレゼントは皇帝から貰ったものなのだと。皇室所有の鉱山から採ったルビーということである。
そしてデザインは誰が考えたものなのか聞くと、母のものを真似たものらしい。フェイロンがそのデザインをプレゼントすることをラカンも知っていたのだろうか。
どうしても引っかかるカイラは事実を打ち明けることにするのだった。
ラカンの意図とは
カイラは引っかかっている事実を打ち明けた。
ついさっきラカンがそっくりのデザインのネックレスを持って来たと。
その時は断って返してしまったが、こうなると分かっていたら見比べるために受け取っておけば良かったとカイラは少し後悔している。
その事実を聞いてフェイロンは何よりもまずホッとした。プレゼントを見せたときにカイラが険しい表情を見せた理由がそれだったからだ。自分のプレゼントが気に入らなかったわけではないということに安心したようである。
いずれにせよ結局ラカンが同じものをプレゼントした意図はわからない。
それからカイラは、彼女が今日気がついたことをフェイロンに話した。
それはラカンが勘違いしているであろうということ。カイラが爵位を受け取ったことはフェイロンとの婚約破棄を意味すると彼が誤解しているということである。
そして爵位を手にした今、今度は私が約束を守る番だと彼女は言う。フェイロンを皇帝にするという約束をである。
するとフェイロンは何だか楽しそうに微笑み、ラカンを誤解させておきましょう!と言い出した。
爵位授与式での私の発言も貴族たちを混乱させたでしょう!と言いながら笑っている。
爵位授与式でフェイロンが言った言葉…?とカイラは何のことだか分からないのだった。
【30話】感想
フェイロンが持って来たプレゼントが、ついさっきラカンが渡してきたものとそっくりというミステリーな出来事が起こりました。
結局ラカンの意図は分かりませんが、フェイロンを引きずり落して自分がカイラを手に入れようという大きな目的は変わらないでしょうね。そのための何か作戦だったのでしょうか。
ただラカンはカイラが自分のために爵位を手にしたと勘違いしているようで、それはそのままでいいとカイラもフェイロンも思っているようです。
前世でカイラがやられたように、希望を感じさせてから奈落の底に突き落とすのもいいですね。笑
このラカンの誤解を今後どう利用していくのか楽しみです。
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